国際家族計画連盟 (International Planned Parenthood Federation: IPPF) は、すべての人々がセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ (Sexual Reproductive Health/Rights) を享受できるような政策提言を行う主要な非政府組織 (NGO) です。
セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、性や妊娠・出産に関する健康と権利のことを意味し、一般的には性と生殖に関する健康/権利と訳されます。家族計画はその中心的課題の一つです。IPPFは生涯をとおしてセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツを保障するため、それに必要なサービスを世界中で提供しています。
IPPFは、1952年(昭和27年) インドのボンベイ (現在のムンバイ) で開かれた第3回国際家族計画会議において結成されました。(詳しくは「IPPFの歴史」をご覧ください。) 本部はイギリスのロンドンにあり、本部と以下の6つの地域事務所には合計300名を超すスタッフがいます。
IPPFは各国の加盟協会 (Member Associations: MA) から成る地球規模のネットワークを持ち、現在150以上の国々でセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツのためのサービスを提供したり、キャンペーンを実施しています。6つの地域事務局は次の通りです。
- アフリカ地域事務局 (ナイロビ、ケニア)
- アラブ地域事務所局(チュニス、チュニジア)
- 欧州地域事務所局(ブリュッセル、ベルギー)
- 南アジア地域事務局 (ニューデリー、インド)
- 東・東南アジア・大洋州地域事務局 (クアラルンプール、マレーシア)
- 西半球地域事務局 (ニューヨーク、アメリカ)
( 詳細な組織案内はこちらでご覧いただけます)
IPPFの活動
世界にはIPPFの施設が58,000ヶ所あり、施設の利用者は毎年およそ3,600万人にものぼります。IPPFの施設では、以下のようなサービスを提供しています。
- カウンセリング
- 産科ケア
- HIV関連サービス
- 性感染症の診断と治療
- 不妊に関するサービス
- 母子保健
- 緊急避妊法
- 人工妊娠中絶 (中絶) に関するサービス
(詳細はその活動の指針となる戦略的枠組みをご覧ください)
IPPFの財政
2008年のIPPFの収入は1億1,960万米ドル、支出は1億2,140万米ドルでした。詳細については収支報告をご覧ください。
(詳細な収支報告はこちらでご覧頂けます。)
IPPFの信念
- IPPFはセクシュアル・リプロダクティブ・ライツが世界的に認められるべき人権であり、すべての人々に保障されるべき権利だと信じています。
- IPPFは個人、特に女性がいつ何人子どもを産むか、産まないかを決めることができるよう支援しています。
- IPPFはジェンダーに基づくさまざまな偏見や差別、特に女性と女児のウェル・ビーイングを脅かす偏見や差別をなくすことを目指して、男女平等を促進しています。
- なかでもIPPFがもっとも力を入れて推進しているのは、チョイス (Choice) 、すなわち選択です。
セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツを推進するIPPFの運動は、常に保守的な政治や宗教勢力から挑戦を受けてきました。それは現在でも変わっていません。
IPPFは志を同じくする組織とパートナーシップを組み、支援を強化しながら、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツを奪おうとする勢力に立ち向かっています。
IPPFの意思決定システム
中央理事会 はIPPFの最高意思決定機関で、6つの地域から5名ずつ選ばれた代表-そのうち最低1名は25歳未満の若者とする-によって構成されます中央理事会 は年2回開催されます。