地域事務局長

6人の地域事務局長はシニア・マネジメント・チームの一員であり、それぞれIPPFの地域事務所に勤務し、加盟協会の活動を指導、サポートしています。管轄地域内で、健全で質の高い組織運営を推進し、地域の加盟協会の仕事をサポートします。また、モニタリングと評価プロセスのマネジメントにおいて重要な役割を果たします。本部レベルの方針会議において、またIPPF全体の方針や戦略策定の場面において、担当地域の各国や地域レベルの声を代表し、連盟の活動が地域や地元レベルまで一貫するための重要なコミュニケーションハブの役割を果たします。また、地域委員会と共に活動計画を立て、資源の割り振りや予算管理を行います。

ルシアン・クアクウ(Lucien Kouakou)、アフリカ地域事務局長

2011年末にアフリカ地域事務局長に就任したルシアンは、20年間IPPFと共に活動してきた経験をベースとして、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖の健康と権利)の深い知見があり、アフリカにおけるプログラム実践に関して幅広い経験があります。2008年にアフリカ地域事務局に入る以前は、IPPFコートジボワール(AIBEF)の局長を務めました。

主に保健プログラムと医療施設管理に関する開発経済研究が専門分野である。また、組織運営、品質管理分野のトレーニングを受け、熱意をもって取り組むことで、アフリカ地域の多くの加盟協会に貢献してきました。

モハメッド・カメル(Mohamed Kamel)、アラブ地域事務局長

Dr カメルはリプロダクティブ・ヘルスのシニアレベルの専門家であり、政府組織や非政府組織の一員として、世界中で保健プログラムを成功に導いてきました。国家戦略や政策を制定し、コミュニティーやクリニックをベースとしたリプロダクティブヘルスサービスを運営するために、キーパーソンとなる政府高官、議員や市民社会組織と 共に活動した幅広い経験があり、また地域で活動する組織への国際的な支援を実現してきました。

また、国連機関やアメリカ合衆国国際開発庁(USAID)、欧州連合(EU)、その他 国際機関による資金援助の下で実施されたアラブ地域でのプログラムだけでなく、トルコ、メキシコ、ドミニカ共和国やアゼルバイジャンでの専門家としての経験があります。さらに、多分野かつ多国籍のチームを率い、地域全域のセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツを推進するプロジェクトを実施し、各国固有の文化・慣習や公衆衛生の原則に精通し、その双方に適切に取り組んでいます。

ノラ・ムラット(Nora Murat)、東・東南アジア・大洋州地域事務局長

ノラ・ムラットは2012年にIPPFに東・東南アジア・大洋州地域事務局長に就任しました。マレーシア国内と国際NGOで、特に女性の権利や人権に関する課題分野で特筆すべき経験があります。IPPFの前は、「アムネスティ・インターナショナル・マレーシア」の事務局長を務めました。それ以前には、アフガニスタンで「女性と子ども研究財団」に勤め、クアラルンプールでは「アジア財団」や「シスターズ・イン・イスラム」で、女性の権利や自由についての政策提言活動を強力に率いた経験もあります。

ノラは、マレーシア国際イスラーム大学で取得した法学士号や、シャリア法と法務に関するディプロマ、宗教と公的生活に関する修士号を有しており、これらの専門知識が、ノラのセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツに尽くす決意を支えています。

アンジャリ・セン(Anjali Sen)、南アジア事務局長

IPPFと関わる以前、アンジャリ・センはインド政府の高等文官として、特筆すべき仕事を成し遂げました。インドの「ナショナル・ギャラリー・オブ・モダン・アート」を国内でも有数の文化施設として生まれ変わらせるべく、重要な役割を果たしました。

2004年、アンジャリは、IPPF南アジア地域事務局の経理部長に就任し、地域内のもっとも貧困で脆弱な立場にある人々や、最も見過ごされているコミュニティーのセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツの推進に注力するようになりました。南アジア地域内の8つの加盟協会が、独自に資金調達を行い、独自の持続可能システムやマネジメント能力を持てるよう力を尽くし、5年後には地域事務局長になりました。

キャロライン・ヒクソン(Caroline Hickson)、欧州地域事務局長

キャロライン・ヒクソンは2016年3月より、IPPFヨーロッパの地域事務局長を務めています。

アイルランド出身で、国際関係の修士号を持ちます。アメリカ、アイルランド、イギリスやドイツのNGOで、保健医療やホームレス問題を含む様々な領域について25年以上関わり、過去11年間は国際開発、人道支援やフェアトレード分野に携わってきました。

直近では「フェアトレード・インターナショナル」でコミュニケーション・戦略パートナーシップ部長を務め、資金調達、パートナーシップ、ブランディング、コミュニケーションと政策提言を担当しました。それ以前には、人道支援と開発分野でアイルランド最大のNGOである「コンサーン・ワールドワイド」の広報外渉部長を務め、60人から成るチームを率い、年間4000万ユーロ以上の資金調達を行いました。

地域事務局長として、ボランティアや加盟協会との関係を構築し、確実なIPPFヨーロッパ地域全体がIPPFのミッション、ビジョンや活動理念に沿って運営をはかり、戦略的優先課題を解決します。キャロラインは、IPPF事務局長、地域事務局長や中央理事会から成るシニア・マネジメント・チームの一員でもあります。

ジゼール・カリノ(Giselle Carino)、西半球地域事務局長

ジゼール・カリノは、過去15年以上にわたり、ラテンアメリカとカリブ地域における性と生殖に関する健康と権利の分野でリーダーシップを発揮してきました。そのうちの12年間は、西半球地域事務局で様々な要職を経験し、直近では地域事務局長代理を務めました。西半球地域事務局での在籍期間を通じて、女性への暴力、十代の妊娠、中絶の権利とソーシャルエンタープライズ分野の活動を率いました。カリーノは同地域内の活動資金を大幅に増大させる一方、現戦略計画の目標達成に向けて、サービス提供数を拡大してきました。彼女が達成してきた数々の実績の一例に、メキシコ保健省と連携し、10代の妊娠を減らすために、史上初めてメキシコシティの学校にセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス・クリニックを併設する決定を導いたことがあります。また、IPPFの地域パートナーが人工妊娠中絶の合法化を率いているチリを含むラテンアメリカで、人工妊娠中絶の権利を推進するために数々の協力連盟の立ち上げや組織のサポートを行いました。

アルゼンチンのエルサルバドル大学で、政治科学・国際情勢学学士号、ニューヨーク大学行政学修士号を取得。顧問委員を務める「安全でない中絶に反対するラテンアメリカコンソーシアム」の設立者の一人であり、「ウーマンズ・リンク・ワールドワイド」、「安全な人工妊娠中絶行動基金」、「Catholics for the Right to Decide」のメキシコ支部など、多くの機関で諮問委員等の役職について活動しています。

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