ストーリー

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ザンビアの村に住む20歳のプルーデンス・ムウェルワ(仮名)さんは、初めての出産を自宅で迎えていたら、今ごろ、生きてはいなかったと感じています。出産時に大量出血があったため、もしも親族だけの立ち会いだったら、適切な止血処置を受けることは不可能だったからです。 初産なので不安でもありました。そのため、予定日の1週間ほど前に、プルーデンスさんと母親は徒歩3時間をかけて、ザンビアのあるマタニティハウス(出産待機ハウス)に向かいました。出産の際に専門技能者が立ち会ってくれた方がよいと思ったからです。 ハウスでは、既に出産を済ませた女性たちと話しました。彼女たちの経験を聞くことで、妊娠中、疑問やストレスに感じたことの多くが解消されました。さらに、ハウスのスタッフから新生児用の衣類を受け取りました。これらのベビー服は、公益財団法人ジョイセフを通じ、日本の支援者からIPPFザンビア(PPAZ)に寄贈されたものです。マサイティ郡の母子保健プロジェクトも、長年にわたり、陰に日向に寄り添って協力を続けてきたパートナーのジョイセフが支援してきました。 ザンビアのマタニティハウスで出産に臨む妊婦はますます増えています。IPPFザンビア(PPAZ)は、事業モデルとなるマタニティハウス第1号を、2011年8月にフィワレ地区のクリニック横に建設し、2013年にはマタニティハウス第2号をムコルウェ村に開設しました。どちらも、ザンビアのコッパーベルト州、マサイティ郡にあり、ジョイセフの協力を得て実現したものです。 マタニティハウスは、世界保健機関(WHO)が2009年に出した決定に基づいて、IPPFザンビア(PPAZ)が建設しました。この決定では、妊婦はクリニックや病院で出産することが推奨されています。調査から、伝統的な産婆が付き添う自宅出産は、よりリスクが高い傾向があることが明らかになったからです。 WHOの決定を受け、IPPFザンビア(PPAZ)はマタニティハウスを農村地域にある保健施設に隣接して建てることにしました。マタニティハウスがあれば、妊婦が陣痛に苦しみながら、長時間、農村からクリニックまで移動せずにすむからです。 IPPFザンビア(PPAZ)は、マサイティ郡と共同で、セクシュアル・リプロダクティブヘルス(性と生殖の健康)に関する情報やサービスを提供する、「コミュニティを中心とするリプロダクティブヘルス(RH)プロジェクト(CORHプロジェクト)」を1986年から実施しています。 このプロジェクトでは、その時々の状況に適したさまざまなサービス提供方法を導入してきました。IPPFザンビア(PPAZ)は、CORHプロジェクトを通じて、家族計画やHIVとエイズ予防などのサービスを、できるだけ多くの人々に提供できるよう、革新的な方法を編み出しながら事業を行ってきました。 2011年より、マタニティハウスを通じて安全な出産を支援するサービスが、プロジェクトの一部となりました。コミュニティにおけるサービス提供者( Community Based Distributors、CBD)の研修や、伝統的な産婆の役割を果たしてきたコミュニティの女性たちを母子保健推進員(SMAG)として養成するなど、現地のキャパシティビルディングを行ってきました。 ザンビアの妊産婦死亡率は、これまで信じられないほど高くなっています。国連の調査によれば、出生10万人当たり591人の妊産婦が亡くなっています(日本は6人)。乳児、新生児、5歳未満の子どもの死亡率(出生1000人当たり)はそれぞれ、70、34、119人に上ります。 妊産婦死亡率を下げるには大きなハードルがあります。ザンビアにおいて、医療施設で適切な医療従事者が立ち会う出産は全体の47%に過ぎません。自宅出産は53%にもなり、農村地域では身近に保健施設がありません。都市部では99%の世帯は半径5キロ以内に保健施設があると試算されていますが、農村地域ではそれが50%しかありません。 IPPFザンビア(PPAZ)は、この数字を少しでも改善しようと日々、努力しています。プルーデンス・ムウェルワさんと同じ立場にある女性たちが、出産に際し、頼れる保健施設が近くにあり、恐れと不安の中で出産する女性が一人でも少なくなるよう、これからも活動を続けていきます。 *この記事は、IPPFウェブサイトの記事を翻訳したものです。元の記事(英語)は こちら です。
ウガンダで生きるLGBTIの人々は、しばしば差別や法的な規制を含む社会的、政治的なプレッシャーにより抑圧されます。キサケイはIPPFから受けた支援について、このように語ります。
インドの売春宿には人身売買されたネパール人の少女や女性たちが20万人いると推定されています。19歳のスニタは17歳の時にインドに人身売買されました。現在、スニタはIPPFが資金提供したマッシュルーム畑を共同で所有し、未来に対して大きな希望を持っています。

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