ディレクターズ・リーダシップ・チーム

地域事務局長 などから構成されるディレクターズ・リーダシップ・チームは、日々の組織運営に取り組み、事務局の各部門を代表します。

ディレクターズ・リーダシップ・チームのメンバーは、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)の分野に関係する、それぞれの専門において深い知見をもちます。多くは非営利や民間の非政府組織での職務経歴があり、信頼と実績のあるリーダーシップによってIPPFの確固とした基盤を築きます。

アルバロ・ベルメホ(Alvaro Bermejo)、事務局長

国際家族計画連盟(IPPF)の事務局長に選ばれたアルバロ・ベルメホは、過去20年以上、医療関係の国際組織で役員を務めてきました。HIV/AIDS、人道問題、保健政策が専門です。

ベルメホ氏は現在、子ども投資基金財団(CIFF: Children's Investment Fund Foundation)の サバイブアンドスライブ(Survive and Thrive、子どもたちの命と元気な成長を守る)ポートフォリオの事務局長として、思春期のセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスを中心に、保健医療、栄養、教育などを含む途上国への支援活動を統括してきました。アルバロ・ベルメホは、2018年3月1日にIPPF事務局長に着任しました。

スネジャナ・ボクリッチ(Snježana Bokulić)、パフォーマンス事業部長

2016年より現職。スネジャナ・ボクリッチは国際人権に知見を持つ国際開発の専門家として、多くの経験があります。前職では、欧州安全保障協力機構(OSCE)の民主制度・人権事務所(ODIHR)の所長を務め、国際的な政府組織や非政府組織で、開発、人権と保障の分野で力を尽くしてきました。

スネジャナは、厳密なプログラムのモニタリングや評価システムなど、組織戦略や方針策定に携わってきました。これには、アフリカ、アジアや欧州などで各国レベルにおける人権強化のための、結果を重視する政策提言活動や市民社会組織(CSO)向けの能力開発プログラムも含まれます。学歴としては、ビジネス・ジャーナリズム(学士)、東南ヨーロッパ学(修士)、国際人 権法の法学修士号(LLM)を取得しています。

ミナ・バーリング(Mina Barling)、渉外部長

ミナ・バーリングは、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)の分野で決定権を持つポジションを多く経験してきました。2018年7月にIPPFの渉外部長になる前は、マリーストープス・インターナショナルの戦略プログラム部長と、 EngenderHealthでパートナーシップと開発担当副会長(VP)を歴任しました。マリーストープスでは、世界でももっとも脆弱な立場にある女性たちの命に関わる重要な援助が、安全なセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスケア・サービスの充実に使われるよう、尽力しました。

また、ミナはすべての女性が中絶医療を負担可能な費用で受けられるように求める国際運動に早い時期から参画し、女性のリプロダクティブ・ライツ関連の政策と法規制の改革のキー分野で活躍してきました。オーストラリア、カンボジア、中国、東ティモール、米国、英国で、政府機関、営利・非営利を問わず活動したことがあります。

オーストラリアのアデレイド大学で健康科学の学士号と、社会科学の修士号を取得し、国際ヘルスマネジメントの修士号をニューイングランド大学で取得しました。

マヌエル・ハーウィッツ(Manuelle Hurwitz)、事業部長

マヌエル・ハーウィッツは事業部長として、IPPFが実施するグローバル・プログラムのうち技術、人道支援、目的別支援に関連したプロジェクトの遂行を監督しています。

事業部長に就任前、マヌエルは組織別デリバリーの部長として、目的別支援プロジェクトに加え、医療情報システム、サプライチェーンマネジメントの業務も担当しました。

マヌエルのIPPFでのキャリアは、南アジア地域事務局から始まりました。プログラムアドバイザー兼デスクオフィサー(担当国はネパール、イラン、インド)を9年間、務めたのち、ロンドンのIPPF本部でIPPFイノベーション基金のシニアプログラムオフィサーに着任しました。2001年から2007年までの間に、欧州議会の出資する、アフリカのフランス語圏におけるユースとセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスに関するプログラムを運営し、2007年からはIPPFのグローバルで包括的な中絶ケアに関するイニシアティブを設立しました。このイニシアティブは現在、5番目の実施フェーズが開始されます。

2012年からは Safe Abortion Action Fund(安全な中絶のために行動する基金)の議長、 Reproductive Health Supplies Coalition(リプロダクティブ・ヘルスの物資供給に関する連絡会議)のメンバー、国連人口基金(UNFPA)のリプロダクティブ・ヘルス・サプライ・プログラムの運営員会の委員も務めています。

IPPFで働き始める前、マヌエルはオックスフォード大学社会応用科学部でリサーチオフィサーをしていました。
 

ヴァルン・アーナンダ(Varun Anand)、財務・技術部長

ヴァルン・アーナンダは、21年にわたり様々な業界で働いた経験をもつ公認会計士です。システムに軸をおいたアプローチと草の根プログラムへの深い理解を持つユニークな視点で活躍しています。公正で公平な社会を作りたいという強い思いから、エンパワーメントされたコミュニティによるすべての人を取り込む 開発を目指しています。

2010年3月にIPPF南アジア地域事務局のシニア・マネジメント・チームに入り、2017年4月にグローバル・リーダーシップ・チームの一員になってからも、ヴァルンはすべての人のセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツの実現を求めてきました。そのために説明責任を果たし、透明で堅固な、ローカル主導でグローバルにつながった連盟としてのIPPFに寄与してきました。

IPPFで働く前、ヴァルンは草の根で活動するNGOで、ヘルスサービスと衛生関連サービスの提供とエンパワーメント活動を行ってきました。活動国の各国の政府機関と省庁に対し、国内外のコンサルティング企業と連携しながら、公的資金の管理、健康と家族の福祉、公共安全、代替輸送機関、司法、消費税、開発のための情報システムのプログラムデザイン、システム強化、国家計画などに関する助言と評価を行った経験もあります。

マリアマ・ダラミィ=ルイス(Mariama Daramy-Lewis)、人事・組織・文化部長

2019年3月からIPPFで働くマリアマは、IPPFの戦略枠組みの確認と調整を行い、人事・組織開発チームのリーダーとしてIPPFの人事を監督し、事務局長室(DGO)を管理しています。また、法務、リスク&コンプライアンスの役割も担っています。

国際開発の人事管理、パフォーマンス管理、渉外、コミュニケーション、アドボカシーとプログラム管理という様々な分野で、成果重視の姿勢を変えずに20年以上の経験を積んできました。1994年から国連機関での経験も積んできたマリアマは、アフリカ、欧州、北米の各地域の国連開発計画(UNDP)、国際農業開発基金(IFAD)、国連システム・スタッフ・カレッジ(UNSSC)、国連環境計画(UNEP)事務所の管理職を歴任してきました。組織の変化と移行を促すイニシアティブの指導、評価、成果報告、コンプライアンスの経験が深く、スタッフのモチベーションとセクシュアル・ハラスメント対応なども行ってきました。ジェンダー主流化とパリテ(同等・同格)に関して国連システムにマリアマが残した業績は今でも認められています。

著名な会議では、マリアマはアフリカ国際開発会議(TICAD)の運営に加わり、南南協力のプログラムを開発しました。

マリアマは、米国ワシントンDCのハワード大学で政治学の学士号を、ニューヨークのフォーダム大学で人的資源の修士号を取得しました。2012年に、成果重視のマネジメントに基づいた開発トレーニングコースの開発パートナーとしての功績が認められ、ROI Institute, Inc., の「もっとも優れた国際開発の実施」部門で優秀賞を受賞しました。

地域事務局長

6名の地域事務局長は管轄地域内で、健全で質の高い組織運営を推進し、地域の加盟協会の業務をサポートします。