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バングラデシュ

Articles by バングラデシュ

Rohingya refugees in Bangledesh
20 6月 2018

ロヒンギャの難民たちにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケアを提供する

リハナ・ベグムさんは妊娠8カ月。25歳ですでに3人の子どもがいる母親です。リハナさんは、ミャンマーから逃れてきたおよそ60万人のロヒンギャと呼ばれる少数民族の一人です。今も続く危機のため、8月から避難生活を送っています。妊娠後期になって疲労も積み重なる中、リハナさんと家族は安全を求め、バングラデシュまで15日かけて徒歩で逃げました。 避難後に訪れたIPPFのクリニックで妊婦検診を受けたのが、過去の妊娠から数えて初めての受診でした。それまで妊娠や出産で医療機関にかかることがなかったからです。 クリニックに来るまで、リハナさんは、今後の妊娠を調整する家族計画という手段を知りませんでした。リハナさんは言います。「これまで家族計画について知りませんでした。子どもの数を調整する方法があるとわかってうれしいです。出産後は家族計画を導入したいです」 IPPFは、現地の団体と協力しながら、難民キャンプにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケアを届けています。キャンプのIPPFクリニックを訪れる患者の94%は、女性と少女たちです。セクシュアル・ヘルスケアを受けた25歳未満の人は、全体の77%になります。 性感染症と避妊法についての理解を広めるため、フィールドに出かける啓発チームも編成されています。IPPFは現地の団体とパートナーシップを組み、アウトリーチによって知識を広めるだけでなく、SRHキットと医療用品の配布も行っています。

Girls Decide landing image
30 June 2016

決断する少女たち

このプログラムでは、若い女性が直面しているセクシュアル・ヘルスやセクシュアリティに関わる重大な課題に取り組んでいます。調査、意識向上、アドボカシー(政策提言)、サービス・デリバリーなどを行う、急成長している国際的プログラムです。   決断する少女たち)」は少女や若い女性のセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関するプログラムです。世界中の、妊娠や出産に伴う病気の患者のうち、10~19歳の少女が23%を占めます。毎年250万人が安全でない人工妊娠中絶に至ると推定されています。HIVやエイズとともに生きている若者は世界中で550万人に上り、そのうち60%が若い女性です。 (決断する少女たち)」ではさまざまな提言、教育、情報を提供し、少女や若い女性のセクシュアル・ヘルス/ライツの向上のための支援活動を行っています。その一つに、国籍の異なる6人の若い女性がセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスについて決意を固める姿を描いたフィルムがあります。このフィルムは名誉ある国際映像・コミュニケーション賞 を受賞しました。 少女や若い女性が、命を救うための重要なサービスや情報にアクセスする場合、また、自分の人生について意義のある選択ができる場合、彼女たちは権利を与えられます。彼女たちの家族やコミュニティの幸福な生活が向上するのと同じように、彼女たち自身の生活の質が向上します。国際的に同意を得た開発目標を達成するための、彼女たちの集団的能力が強まります。 ほぼすべてのIPPF加盟協会は青少年に対しサービスを提供しており、サービス受給者の3人に1人は25歳未満の若者です。少女と若い女性は皆、権利保有者であり、セクシュアル/リプロダクティブ・ライツを得ることができます。 IPPF事務局および加盟協会は、原則として、少女の権利を尊重し、質の高いサービス提供を実現することで少女たちを援助します。少女たちがセクシュアリティや妊娠について自ら決断できるよう、彼女たちを支援します。また、地域・国・国際的なレベルで、少女や若い女性が直面する課題に取り組み、彼女たちのセクシュアル/リプロダクティブ・ライツを支持します。

Rohingya refugees in Bangledesh
20 6月 2018

ロヒンギャの難民たちにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケアを提供する

リハナ・ベグムさんは妊娠8カ月。25歳ですでに3人の子どもがいる母親です。リハナさんは、ミャンマーから逃れてきたおよそ60万人のロヒンギャと呼ばれる少数民族の一人です。今も続く危機のため、8月から避難生活を送っています。妊娠後期になって疲労も積み重なる中、リハナさんと家族は安全を求め、バングラデシュまで15日かけて徒歩で逃げました。 避難後に訪れたIPPFのクリニックで妊婦検診を受けたのが、過去の妊娠から数えて初めての受診でした。それまで妊娠や出産で医療機関にかかることがなかったからです。 クリニックに来るまで、リハナさんは、今後の妊娠を調整する家族計画という手段を知りませんでした。リハナさんは言います。「これまで家族計画について知りませんでした。子どもの数を調整する方法があるとわかってうれしいです。出産後は家族計画を導入したいです」 IPPFは、現地の団体と協力しながら、難民キャンプにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケアを届けています。キャンプのIPPFクリニックを訪れる患者の94%は、女性と少女たちです。セクシュアル・ヘルスケアを受けた25歳未満の人は、全体の77%になります。 性感染症と避妊法についての理解を広めるため、フィールドに出かける啓発チームも編成されています。IPPFは現地の団体とパートナーシップを組み、アウトリーチによって知識を広めるだけでなく、SRHキットと医療用品の配布も行っています。

Girls Decide landing image
30 June 2016

決断する少女たち

このプログラムでは、若い女性が直面しているセクシュアル・ヘルスやセクシュアリティに関わる重大な課題に取り組んでいます。調査、意識向上、アドボカシー(政策提言)、サービス・デリバリーなどを行う、急成長している国際的プログラムです。   決断する少女たち)」は少女や若い女性のセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関するプログラムです。世界中の、妊娠や出産に伴う病気の患者のうち、10~19歳の少女が23%を占めます。毎年250万人が安全でない人工妊娠中絶に至ると推定されています。HIVやエイズとともに生きている若者は世界中で550万人に上り、そのうち60%が若い女性です。 (決断する少女たち)」ではさまざまな提言、教育、情報を提供し、少女や若い女性のセクシュアル・ヘルス/ライツの向上のための支援活動を行っています。その一つに、国籍の異なる6人の若い女性がセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスについて決意を固める姿を描いたフィルムがあります。このフィルムは名誉ある国際映像・コミュニケーション賞 を受賞しました。 少女や若い女性が、命を救うための重要なサービスや情報にアクセスする場合、また、自分の人生について意義のある選択ができる場合、彼女たちは権利を与えられます。彼女たちの家族やコミュニティの幸福な生活が向上するのと同じように、彼女たち自身の生活の質が向上します。国際的に同意を得た開発目標を達成するための、彼女たちの集団的能力が強まります。 ほぼすべてのIPPF加盟協会は青少年に対しサービスを提供しており、サービス受給者の3人に1人は25歳未満の若者です。少女と若い女性は皆、権利保有者であり、セクシュアル/リプロダクティブ・ライツを得ることができます。 IPPF事務局および加盟協会は、原則として、少女の権利を尊重し、質の高いサービス提供を実現することで少女たちを援助します。少女たちがセクシュアリティや妊娠について自ら決断できるよう、彼女たちを支援します。また、地域・国・国際的なレベルで、少女や若い女性が直面する課題に取り組み、彼女たちのセクシュアル/リプロダクティブ・ライツを支持します。