- - -

ネパール

Articles by ネパール

SPRINT
26 April 2022

SPRINT:危機下・後のセクシュアル・リプロダクティブヘルス

IPPFのSPRINTは、危機下やその後に、救命必須セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスサービスを人々が確実に受けられるようにするためのイニシアティブです。 オーストラリア政府の外務通商省(DFAT)による資金援助により、SPRINTイニシアティブは、セクシュアル・リプロダクティブヘルスを人道支援に持ち込み、地域の緊急対応能力を育成しています。

ミラン・カダカさん

音楽を使ってHIVに対する汚名と闘うネパールの大学生

ミラン・カダカさんが10歳の時、両親をHIVによって亡くしました。「両親が亡くなった時、深い孤独を感じました。僕のことを思ってくれる人はもう世界中に誰もいないのではないかと思いました」とミランさんは言います。「誰かの愛を受けている子どもたちを見ると、両親が生きていれば、自分もあのように愛されただろうに、と思いました」 ミランさんのように、インドへ出稼ぎに行った親を祖国ネパールで待つ子どもは、何千人もいると言われます。ミランさんは10歳までインドで育ちましたが、母親をエイズ関連の疾患で亡くしました。母親の死後、家族でネパールに帰国しましたが、8カ月後に今度は父親が亡くなり、一人、祖母の下に残されたのです。 「両親の死後、自発的にHIV検査を受けに行き 、体内にウイルスがあるかどうかを確かめました」とミランさん。「HIV陽性という診断を受けてから、少しずつそのことが地域の人たちに知られるようになり、やがてひどい差別を受けました。学校では友人が一緒に座ってくれず、中傷やいじめもありました」さらに、「家では寝室を分けられ、寝具も、食器も、髪をとかす櫛も別のものを用意されました。一人きりで眠らなければなりませんでした」 ミランさんが、地域に住むラクシュミ・クンワルさんに出会ってから、事態が好転し始めました。ラクシュミさんは、自身もHIV陽性の診断を受け、地元パルパでHIVと共に生きる人々を支える活動に専心することを決意した女性です。IPPFネパール(FPAN)の在宅コミュニティ・ケア・モビライザーをしています。 孤児になった 幼い少年がつらい思いをしていることを知り、ラクシュミさんはミランさんの家族や先生たちと話し合いました。これを受けて、大人たちはクラスメートにも話をしました。「ラクシュミさんが話しに行ってから、先生たちは助けてくれるようになりました」とミランさん。「HIVについての(正しい)知識がわかると、学校の友達も仲良くしてくれ、ものを一緒に使ってくれるようになりました。学友たちはこう言ってくれました。『ミランにはもう誰もいないから、僕たちが一緒にいなくちゃ。ミランに起きたことが僕たちに起きない保証はないだろう?』と」 ラクシュミさんはミランさんが小中学校から大学に進学するまで見守り、勉学に励むよう、応援してきました。「ラクシュミさんはもはや母親以上の存在です」と言います。「実の母は僕を産んでくれましたけど、大きくなるまで面倒を見てくれたのはラクシュミさんです。実の母が生きていたとしても、ラクシュミさんのようにできたとは思えません」 ミランさんは学業では常にオールAの評価を受け、クラス上位にいました。そして優秀な生徒として、無事に学校を卒業できたのです。 現在、21歳のミランさんは忙しく、充実した毎日を送っています。大学の学生生活、FPANの在宅コミュニティ・ケア・モビライザーの活動、そして始めたばかりの音楽活動があるからです。教育学の学部生としてタンセン大学に通っているとき以外は、ケア・モビライザーとして地域の村を訪ね、住民にHIVの予防と治療について説明したり、避妊具を配布したりしています。HIVと共に生きる子どもたちを支える活動もしています。同じ境遇の子どもたちに、自分が両親を亡くし、差別を受けた経験から、幸せで成功した今の人生にたどり着くまでの道のりを聞かせています。 「この地域でHIVと共に生きる子どもたちは40名います」とミランさん。「僕は彼らに会って話をし、彼らの状況を知り、必要な支援があればつなぎます。彼らにはこう話しています。『あの時、もし僕があきらめていたら、今の僕にはなっていない。だから君たちもあきらめるな。君の人生を歩んでいくのだよ』と」 ミランさんのストーリーを動画にまとめました。ぜひご覧ください(英語)。      

ネパールで性教育の授業をする若い女性
21 8月 2017

包括的性教育をカリキュラム の一部に:ネパールの挑戦

首都カトマンズから車で1時間弱にある古都、バクタプール。東門の近くにある大きな赤レンガ造りの校舎の窓から、子どもたちの声が聞こえます。早口のネパール語で子どもたちと講師の若い女性とのやりとりが続く中、合間に「性の権利……家族計画……避妊法」といった英単語が聞こえてきます。 「毎週金曜に10代前半のグループが集まり『包括的性教育(CSE)』の授業を行っています。ここで若い人たちが思春期、月経、安全なセックス、HIV、家族計画などについて話します。ネパールのようにとても保守的で、家父長的な文化の強い国では、子どもたちが性の健康について話せるのは、このような授業でしかありません」 本当に最近まで、このような授業は存在しませんでした。IPPFネパール(ネパール家族計画協会:FPAN)による政府への強い働きかけにより、カリキュラムにCSEが含められるようになりました。 FPANはこれからのネパールを作っていく世代、つまり若者たちを見過ごしてはいません。若者向けの活動を中心に、家族計画についての人々の関心 や知識の向上に取り組んでいます。FPANの関係者が学校やコミュニティに出かけていき、若者と話し、若者のボランティアを見つけて活動の運営を任せています。   週1回の授業で講師を務めるスミ・カルブジャさんもFPANのボランティアとして活動する20歳の女性です。「私が学生だったころ、このような情報はまったく手に入りませんでした」とスミさんは言います。「若者がこれらの(自分の健康に関する)問題について知ることは、とても重要です」。FPANのアム・シン・シジャパティ会長 は言います。「ネパールで若者と活動するNGOは、私たちが最初でした。今では多くの国際、国内NGOが若者の活動をしていますが、私たちが始めたものです」 「私たちは、思春期のころの身長、年齢、体重……身体と精神面の変化について習います」と説明するのは14歳のミスマ・コライラさん。ミスマさんはネパール西部のパルパ郡にある、ポールスター・インスティチュートという英語で教える全寮制の中学校の生徒です。「結婚に適した年齢のこと……責任のある親になることの大切さについて学びます」 授業はボランティアによって運営されます。ボランティアのほうが生徒たちと年齢や経験していることが似通っているため、生徒たちの発言に共感し、体験を共有できると考えられるからです。ボランティアたちは研修を受けており、若者たちが心を開き、お互いを認め合うなかで、月経やセックスなどのしばしば人前では話せず、人によっては 害のある誤解をしたままの話題を、オープンに話せる場を作ります。 「一番難しいのは、打ち解けた、話をしやすい雰囲気を作ること(アイスブレーキング)です。社会の作り出した(思考の)壁を壊さないといけません」と話すのはFPANのボランティア、ジェイシュリ・シャルマさん。「多くの人は、セックスを身体だけの関係と考えがちです。私は、セックスは単に性行為のことだけではなく、もっと幅広いものとして説明します。そうして初めて性教育の大切さを理解する人も多いのです」 「生徒たちは、最初は恥ずかしがっていますが、私たちは『もっと声を上げて話して』と促します。これは誰もが知っているべきことなのですから」と、ボランティアのスラナ・ラジバンダリさんも言います。「(生徒たちには)『月経は自然に起きることで、あなたのお母さんもお姉さんも経験している』と教えます」 FPANではユースセンターも運営しています。そこは「若者が好きな時に利用して、性に関する様々な問題について話し合うことができる場」で、「(センターの)四方に壁がある中では、安心して何でも話せます」とスミさんが言います。授業やユースセンターの活動を通して知識を得た生徒たちが、今度はほかの生徒に性教育を伝える立場になります。「こうして若者の間で知識が広がっています。1人から2人、2人から4人という調子です」

Family Planning Association of Nepal

Established in 1959, the Family Planning Association of Nepal (FPAN) first joined IPPF in 1960 and become a full Member Association in 1969. When it was established, the idea of family planning was considered inimical to religious, cultural and social norms. With the institution of a government Maternal and Child Health Division in 1969, FPAN began to supplement and complement the national health and population programmes.

Target populations include injecting drug users (IDUs), lesbian, gay, bi-sexual, trans-sexual and intersex (LGBTI) individuals, people living with HIV (PLHIV), survivors of gender-based violence (GBV) and trafficked returnees and refugees. FPAN serves these populations through an extensive network of 2,750 service points, comprising 127 static clinics, 116 mobile facilities, 184 associated clinics, 543 other agencies, and over 2,000 community-based distributors/services (CBDs/CBSs).

Key areas of emphasis include adolescents' sexual and reproductive health, HIV and AIDS prevention and treatment, safe abortion, advocacy for sexual and reproductive health and rights (SRHR), the prevention of gender-based violence (GBV) and support for its victims, and the promotion of access to sexual and reproductive health (SRH) information and services to marginalized and under-served groups.

With the dedicated backing of 450 full-time professional staff, 1000 community counsellors, 4000 peer educators and 11,000 grassroots volunteers, FPAN has the capacity to mobilize on a large scale, and with the support of over 20 governmental departments, non-governmental organizations (NGOs) and foundations, it has a secure funding base to maintain and expand its comprehensive programme of activities.  

 

Contacts

Website: www.fpan.org

SPRINT
26 April 2022

SPRINT:危機下・後のセクシュアル・リプロダクティブヘルス

IPPFのSPRINTは、危機下やその後に、救命必須セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスサービスを人々が確実に受けられるようにするためのイニシアティブです。 オーストラリア政府の外務通商省(DFAT)による資金援助により、SPRINTイニシアティブは、セクシュアル・リプロダクティブヘルスを人道支援に持ち込み、地域の緊急対応能力を育成しています。

ミラン・カダカさん

音楽を使ってHIVに対する汚名と闘うネパールの大学生

ミラン・カダカさんが10歳の時、両親をHIVによって亡くしました。「両親が亡くなった時、深い孤独を感じました。僕のことを思ってくれる人はもう世界中に誰もいないのではないかと思いました」とミランさんは言います。「誰かの愛を受けている子どもたちを見ると、両親が生きていれば、自分もあのように愛されただろうに、と思いました」 ミランさんのように、インドへ出稼ぎに行った親を祖国ネパールで待つ子どもは、何千人もいると言われます。ミランさんは10歳までインドで育ちましたが、母親をエイズ関連の疾患で亡くしました。母親の死後、家族でネパールに帰国しましたが、8カ月後に今度は父親が亡くなり、一人、祖母の下に残されたのです。 「両親の死後、自発的にHIV検査を受けに行き 、体内にウイルスがあるかどうかを確かめました」とミランさん。「HIV陽性という診断を受けてから、少しずつそのことが地域の人たちに知られるようになり、やがてひどい差別を受けました。学校では友人が一緒に座ってくれず、中傷やいじめもありました」さらに、「家では寝室を分けられ、寝具も、食器も、髪をとかす櫛も別のものを用意されました。一人きりで眠らなければなりませんでした」 ミランさんが、地域に住むラクシュミ・クンワルさんに出会ってから、事態が好転し始めました。ラクシュミさんは、自身もHIV陽性の診断を受け、地元パルパでHIVと共に生きる人々を支える活動に専心することを決意した女性です。IPPFネパール(FPAN)の在宅コミュニティ・ケア・モビライザーをしています。 孤児になった 幼い少年がつらい思いをしていることを知り、ラクシュミさんはミランさんの家族や先生たちと話し合いました。これを受けて、大人たちはクラスメートにも話をしました。「ラクシュミさんが話しに行ってから、先生たちは助けてくれるようになりました」とミランさん。「HIVについての(正しい)知識がわかると、学校の友達も仲良くしてくれ、ものを一緒に使ってくれるようになりました。学友たちはこう言ってくれました。『ミランにはもう誰もいないから、僕たちが一緒にいなくちゃ。ミランに起きたことが僕たちに起きない保証はないだろう?』と」 ラクシュミさんはミランさんが小中学校から大学に進学するまで見守り、勉学に励むよう、応援してきました。「ラクシュミさんはもはや母親以上の存在です」と言います。「実の母は僕を産んでくれましたけど、大きくなるまで面倒を見てくれたのはラクシュミさんです。実の母が生きていたとしても、ラクシュミさんのようにできたとは思えません」 ミランさんは学業では常にオールAの評価を受け、クラス上位にいました。そして優秀な生徒として、無事に学校を卒業できたのです。 現在、21歳のミランさんは忙しく、充実した毎日を送っています。大学の学生生活、FPANの在宅コミュニティ・ケア・モビライザーの活動、そして始めたばかりの音楽活動があるからです。教育学の学部生としてタンセン大学に通っているとき以外は、ケア・モビライザーとして地域の村を訪ね、住民にHIVの予防と治療について説明したり、避妊具を配布したりしています。HIVと共に生きる子どもたちを支える活動もしています。同じ境遇の子どもたちに、自分が両親を亡くし、差別を受けた経験から、幸せで成功した今の人生にたどり着くまでの道のりを聞かせています。 「この地域でHIVと共に生きる子どもたちは40名います」とミランさん。「僕は彼らに会って話をし、彼らの状況を知り、必要な支援があればつなぎます。彼らにはこう話しています。『あの時、もし僕があきらめていたら、今の僕にはなっていない。だから君たちもあきらめるな。君の人生を歩んでいくのだよ』と」 ミランさんのストーリーを動画にまとめました。ぜひご覧ください(英語)。      

ネパールで性教育の授業をする若い女性
21 8月 2017

包括的性教育をカリキュラム の一部に:ネパールの挑戦

首都カトマンズから車で1時間弱にある古都、バクタプール。東門の近くにある大きな赤レンガ造りの校舎の窓から、子どもたちの声が聞こえます。早口のネパール語で子どもたちと講師の若い女性とのやりとりが続く中、合間に「性の権利……家族計画……避妊法」といった英単語が聞こえてきます。 「毎週金曜に10代前半のグループが集まり『包括的性教育(CSE)』の授業を行っています。ここで若い人たちが思春期、月経、安全なセックス、HIV、家族計画などについて話します。ネパールのようにとても保守的で、家父長的な文化の強い国では、子どもたちが性の健康について話せるのは、このような授業でしかありません」 本当に最近まで、このような授業は存在しませんでした。IPPFネパール(ネパール家族計画協会:FPAN)による政府への強い働きかけにより、カリキュラムにCSEが含められるようになりました。 FPANはこれからのネパールを作っていく世代、つまり若者たちを見過ごしてはいません。若者向けの活動を中心に、家族計画についての人々の関心 や知識の向上に取り組んでいます。FPANの関係者が学校やコミュニティに出かけていき、若者と話し、若者のボランティアを見つけて活動の運営を任せています。   週1回の授業で講師を務めるスミ・カルブジャさんもFPANのボランティアとして活動する20歳の女性です。「私が学生だったころ、このような情報はまったく手に入りませんでした」とスミさんは言います。「若者がこれらの(自分の健康に関する)問題について知ることは、とても重要です」。FPANのアム・シン・シジャパティ会長 は言います。「ネパールで若者と活動するNGOは、私たちが最初でした。今では多くの国際、国内NGOが若者の活動をしていますが、私たちが始めたものです」 「私たちは、思春期のころの身長、年齢、体重……身体と精神面の変化について習います」と説明するのは14歳のミスマ・コライラさん。ミスマさんはネパール西部のパルパ郡にある、ポールスター・インスティチュートという英語で教える全寮制の中学校の生徒です。「結婚に適した年齢のこと……責任のある親になることの大切さについて学びます」 授業はボランティアによって運営されます。ボランティアのほうが生徒たちと年齢や経験していることが似通っているため、生徒たちの発言に共感し、体験を共有できると考えられるからです。ボランティアたちは研修を受けており、若者たちが心を開き、お互いを認め合うなかで、月経やセックスなどのしばしば人前では話せず、人によっては 害のある誤解をしたままの話題を、オープンに話せる場を作ります。 「一番難しいのは、打ち解けた、話をしやすい雰囲気を作ること(アイスブレーキング)です。社会の作り出した(思考の)壁を壊さないといけません」と話すのはFPANのボランティア、ジェイシュリ・シャルマさん。「多くの人は、セックスを身体だけの関係と考えがちです。私は、セックスは単に性行為のことだけではなく、もっと幅広いものとして説明します。そうして初めて性教育の大切さを理解する人も多いのです」 「生徒たちは、最初は恥ずかしがっていますが、私たちは『もっと声を上げて話して』と促します。これは誰もが知っているべきことなのですから」と、ボランティアのスラナ・ラジバンダリさんも言います。「(生徒たちには)『月経は自然に起きることで、あなたのお母さんもお姉さんも経験している』と教えます」 FPANではユースセンターも運営しています。そこは「若者が好きな時に利用して、性に関する様々な問題について話し合うことができる場」で、「(センターの)四方に壁がある中では、安心して何でも話せます」とスミさんが言います。授業やユースセンターの活動を通して知識を得た生徒たちが、今度はほかの生徒に性教育を伝える立場になります。「こうして若者の間で知識が広がっています。1人から2人、2人から4人という調子です」

Family Planning Association of Nepal

Established in 1959, the Family Planning Association of Nepal (FPAN) first joined IPPF in 1960 and become a full Member Association in 1969. When it was established, the idea of family planning was considered inimical to religious, cultural and social norms. With the institution of a government Maternal and Child Health Division in 1969, FPAN began to supplement and complement the national health and population programmes.

Target populations include injecting drug users (IDUs), lesbian, gay, bi-sexual, trans-sexual and intersex (LGBTI) individuals, people living with HIV (PLHIV), survivors of gender-based violence (GBV) and trafficked returnees and refugees. FPAN serves these populations through an extensive network of 2,750 service points, comprising 127 static clinics, 116 mobile facilities, 184 associated clinics, 543 other agencies, and over 2,000 community-based distributors/services (CBDs/CBSs).

Key areas of emphasis include adolescents' sexual and reproductive health, HIV and AIDS prevention and treatment, safe abortion, advocacy for sexual and reproductive health and rights (SRHR), the prevention of gender-based violence (GBV) and support for its victims, and the promotion of access to sexual and reproductive health (SRH) information and services to marginalized and under-served groups.

With the dedicated backing of 450 full-time professional staff, 1000 community counsellors, 4000 peer educators and 11,000 grassroots volunteers, FPAN has the capacity to mobilize on a large scale, and with the support of over 20 governmental departments, non-governmental organizations (NGOs) and foundations, it has a secure funding base to maintain and expand its comprehensive programme of activities.  

 

Contacts

Website: www.fpan.org