無関心と臆病のせいで失われたサビータさんの命

Savita Halappanavar

国際家族計画連盟(International Planned Parenthood Federation、IPPF)のマヌエル・ハーウィッツ(Manuelle Hurwits)人工妊娠中絶担当上級顧問代理は、「違法性」を理由に医師から人工妊娠中絶を拒否された後に死亡したサビータ・ハラパナバル(Savita Halappanavar)さんの悲惨な死について、コメントを発表した。

「サビータさんの死についてインタビューを受けたある女性は、文明国で、しかも2012年にもなって、このようなことが起こるなんて信じられないとコメントした。しかし、これは実際に起きたことだ。政府の偽善と、本来サビータさんを助けるはずだった医師の、臆病とは言わないが、全くの無関心のせいで、彼女の命は断ち切られた」。

「サビータさんの悲劇的な死によって明らかにされたのは、これが例外的な事象ではないということだ。安全な人工妊娠中絶サービスへのアクセスを拒否されたことにより、8分間に1人の割合で女性が無駄に命を落としている。これらの女性は、ほぼ全員が開発途上国に住む女性だ。そして、安全でない人工妊娠中絶を受けて死亡する女性1人に対し、30人またはそれ以上の女性が慢性障害に苦しんでいる」。

「IPPFは、女性が妊娠の予後について、正しい情報を得て自らの自由意志に基づいて決定する権利が擁護されるよう、そして、安全でない人工妊娠中絶の悲惨な結末を繰り返さないよう、同じ意見をもつパートナーたちと共に政府への働きかけを行っている。われわれは、サビータさんの死を悼む時、世界中の何千人もの名前さえ記録に残らない女性の死にもまた心を痛めている。彼女たちの死や疾患は、いとも簡単に防ぐことができたはずなのだ」。