IPPF南北アメリカ・カリブ海地域の事務局長が着任しました

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国際家族計画連盟(IPPF)はこのたび、南北アメリカ・カリブ海地域(ACRO)の事務局長としてユーへニア・ロペス・ウリベを、そして事務局次長にドナ・ダ・コスタ・マルティネスを迎えたことを発表しました。2人はそれぞれ、コロンビアのボゴタとトリニダード・トバゴのポート・オブ・スペインにある事務所で業務をします。
IPPFは、南北アメリカ・カリブ海地域事務局の体制が整うまでの間、助力を惜しまなかったパートナー組織のみなさまに御礼申し上げます。これまで南北アメリカ・カリブ海地域の移行チームを率いてきたアナマリア・ベジャールはIPPF渉外部長に復帰しました。

ユーへニア・ロペス・ウリベ
IPPF南北アメリカ・カリブ海地域事務局長

ユーへニアはジェンダー平等とセクシュアル・リプロダクティブ・ライツ(SRR)分野で長年、経験を積み、人権の視点からヘルスサービスの提供の革新を促してきました。キャリアのきっかけは、IPPFメキシコ(MEXFAM)のGente Joven(若者)プログラムにボランティアとして参加したことです。
中南米とカリブ海地域で、農村、先住民の住民、思春期、若者、性的マイノリティ(LGBTQI+)、セックスワーカー、HIVと共に生きる女性たちなど、様々な人々と活動してきました。
バランス(Balance)という、SRRのアドボカシー活動をするNGOで、10年以上、事務局長を務めました。この団体は、中南米地域のセクシュアル・ライツに関するアドボカシーに重点を置いています。
国際的な活動としては、国際人口開発会議(ICPD)、第4回世界女性会議(北京会議)、女子差別撤廃条約(CEDAW)、国連HIV/エイズ特別総会の各コミットメントのフォローアップに参加してきました。
ユーへニアはまた、社会正義のための中絶基金:MARIA(Abortion Fund for Social Justice:MARIA)の共同設立者です。MARIAは中南米地域では初の中絶関連団体として設立されました。また、メキシコ社会保障協会(IMSS)の先住民と周縁化されたコミュニティを支援する IMSS Oportunidades の管理チームの一員として、農村を対象とした思春期の若者に統合されたヘルスケアを提供するプロジェクトで10年間、働いてきました。
ユーへニアはコロンビアのボゴタを拠点に活動します。

ドナ・ダ・コスタ・マルティネス
IPPF南北アメリカ・カリブ海地域事務局次長

セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(SRH)分野でドナが働き始めたのは35年前です。1985年にIPPFトリニダード・トバゴ(FPATT)の一員になった時まで遡ります。
当初は調査と企画、評価に加えてプログラム開発を行い、協会のミッションに沿った成果を得るための活動を支えてきました。1990年にFPATT事務局次長となり、1999年に事務局長に就任しました。
ドナの指導の下、協会は活動範囲を広げる傍ら、セクシュアル・ライツの観点からすべてのプログラムを見直しました。その結果、中絶、LGBTQI+の権利、包括的性教育、ジェンダーに基づく暴力、HIV(感染)予防のほか、もっともリスクの高いセックスワーカーや思春期の若者グループ向けのSRHサービスへのユニバーサル・アクセスなど、多岐にわたるアドボカシー活動の拡大につながりました。
ドナはまた、カリブ海地域の脆弱なコミュニティ連合(Caribbean Vulnerable Communities Coalition, CVC)の副議長、トリニダード・トバゴの非感染性疾患連盟の議長など、国内、地域、国際レベルの様々な委員会のメンバーです。
ドナはトリニダード・トバゴにある西インド諸島大学セント・オーガスティン校で、エグゼクティブ経営学(EMBA)を修めました。ポート・オブ・スペインを活動の拠点にします。
新しいリーダーの下、IPPF ACROは南北アメリカとカリブ海地域の加盟協会の活動支援の充実と強化を図ります。IPPFは南北アメリカ・カリブ海地域でこれからも、質の高いSRHサービスを提供していきます。