国連の世界調査によってセクシュアル・リプロダクティブヘルス/ライツが今後進むべき道を示す地図の中に書き込まれた

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IPPFは、画期的な国際人口開発会議(ICPD,1994年開催)から20年目に出された国連評価報告書は、開発とセクシュアル・リプロダクティブヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)との関係性を明らかにし、地球規模の人口と開発に関する取組の中心に若者が据えられる必要性を示したと考えます。 

この報告書「原題:ICPD Beyond 2014 Global Report」は、人口と開発に関する最大規模かつ最も総合的な地球規模の調査であり、176の加盟国、市民社会および総合的な学術研究から集められたものです。同報告書では、格差と成果について、そして各国政府が責任を持つべきである、最もなおざりにされている問題について詳細な説明がなされています。 

この1994年に採択されたICPD目標についての評価報告書の提言が採用されてはじめて、セクシュアル・リプロダクティブヘルスに具体的な改善がもたらされるとIPPFは忠告しています。

調査結果を受けて、IPPFのテウォドロス・メレッセ事務局長は以下のように述べました。

「このデータにより、いまだなお、なおざりにされている問題があることが明らかになりました。この報告書は、1994年に58パーセントだった避妊へのアクセスが2012年には64パーセントまで向上したという点で改善が見られると述べていますが、この改善は不均衡なものであり、世界の最貧国ではなんらかの避妊方法へアクセスできる女性は10パーセントに満たないのです。加えて、妊産婦死亡のうちの13パーセントが今なお安全でない中絶によるものとなっています。」

「優先順位の問題として、若い人たちに目を向けなければならないということが分かります。なぜなら、より貧しい国における若年層の出産率が非常に高いからです。我々は若い人たちが十分な情報を得た上でセックスと子どもを持つかどうかについて意思決定ができるよう、包括的な性教育へのアクセスを増やすためにさらに努力する必要があります。」

 

 

「最近の地域人口会議で確認された優先項目――とりわけ性についての権利と生殖に関する権利に関係するもの――が、次回の人口開発委員会の成果の中に織り込まれるようにする必要があります。」

 

「これらの優先事項が加盟国間で交渉されることを望んでいます。なぜなら、そうすることによりはじめて、セクシュアル・リプロダクティブヘルス/ライツを擁護する政府の貢献とアクションを確認することができるからです。」