IPPFモロッコ(AMPF)による海で働く男性を支援する日本信託基金プロジェクトが開始しました

2020年10月27日、モロッコ中部の都市アガディールで、IPPFモロッコ(AMPF)が手がけるIPPF日本信託基金(JTF)プロジェクトの開始式が行われました。

このJTFプロジェクトは、日本政府による支援の下、海で働く男性の健康向上と、性とジェンダーに基づく暴力(SGBV)の防止を目指し、アガディール港を中心としたコミュニティで実施されます。AMPFは、港湾協会や水産業者と連携し、地域経済に欠かせない存在でありながら、必要な医療サービスを受けにくい環境にある船員や漁師たちにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖の健康、SRH)サービス・情報を届け、SGBVを減らすために心理社会的ケアを提供します。また、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)を実現するために職場と地域の水産業関係者への啓発活動を行います。

同プロジェクト開始式はスース・マッサ地域圏庁の協力の下に開催され、モロッコの保健省、農業・海洋漁業省、中部大西洋海洋漁業会議所などの関係者が出席し、現地メディアも取材を行いました。

篠塚隆駐モロッコ王国日本国特命全権大使は次のように述べました。
「ジェンダーに基づく暴力は、もっとも広範に行われている人権侵害の一つです。日本政府は、SRHR、特に家族計画の主要な擁護者の一人として、同分野への開発協力に多大な資金的・技術的援助をしてきました。AMPFのように知名度と実績のある団体が、長年日本との協力を積み重ねてきた農業・海洋漁業省と、人権侵害をなくすという共通の志を持ち、協力するこのプロジェクトの成功は、約束されていると信じています。モハメッド6世国王陛下のご指導の下、女性の地位向上が着実に進んでいるモロッコでこのプロジェクトを実施できることを誇りに思います」

IPPFモロッコ(AMPF)の会長Dr Latifa Mokhtar JAMAI氏は、
「モロッコで最も貧しく医療サービスが届きにくい人々の健康への権利を推進するためのこの活動をAMPFが実施することになり、日本政府、そして日本国民の皆様に心より感謝します」と述べました。
このプロジェクトは2022年まで2年間実施されます。今後のプロジェクトの行方にどうぞご期待ください。
詳細は、IPPF本部の高澤裕子([email protected])、または谷口百合([email protected])までお問合せください。