| 26 April 2022
SPRINT:危機下・後のセクシュアル・リプロダクティブヘルス
IPPFのSPRINTは、危機下やその後に、救命必須セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスサービスを人々が確実に受けられるようにするためのイニシアティブです。 オーストラリア政府の外務通商省(DFAT)による資金援助により、SPRINTイニシアティブは、セクシュアル・リプロダクティブヘルスを人道支援に持ち込み、地域の緊急対応能力を育成しています。
| 13 June 2017
安全な人工妊娠中絶行動基金
オペレーション・リサーチやサービス・デリバリー、そしてアドボカシー(政策提言)を通じて、安全な人工妊娠中絶行動基金(Safe Abortion Action Fund、SAAF)は安全でない人工妊娠中絶を防止し、合併症に苦しむ多くの女性や少女を支援します。 合併症は、安全な人工妊娠中絶サービスにアクセスできないことによるもので、毎年推計6万7,000人が命を落とす原因となっています。 この緊急課題であるセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス(sexual and reproductive health)に取り組むため、援助国政府は、世界で最貧国のNGOに対して柔軟な資金援助をすることで最も効果的な成果を得ることができると同意しました。NGOはコミュニティの女性のニーズを理解する最良の場所で活動します。安全な人工妊娠中絶行動基金は2006年にデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、スイス、そして英国政府により設立され、IPPFは援助国に代わって基金を運営管理するよう依頼されました。 最初のフェーズでは50のプロジェクトおよび医療従事者5,500人と支持者7,500人に対する研修、30万人の女性に対する直接のサービス提供を支援しました。 結果として、多くの政府が新たに支援を行い、2011年に35の新規プロジェクトが開始されました。SAAFは援助機関、支持者、そして国際機関の代表から構成される統治機構を有します。それらの資金と経験は、IPPFの専門性と管理運営力と調和し、救命および政策変更に関する重要な草の根活動を支援します。 最新の基金情報についてはSAAFをご確認ください。
| 30 March 2017
IPPF 日本HIV/リプロダクティブ・ヘルス信託基金(日本信託基金、JTF)
2000年に、日本政府との協力によりアフリカとアジアのIPPF加盟協会が、包括的なHIVおよびセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスサービスを提供する活動を支援する先験的な協働プログラム「IPPF日本信託基金」が始まりました。 以後、このプログラムは、社会的弱者の生活に違いを生み出しただけでなく、IPPFのHIV関連事業の拡大にも大きな貢献をしてきました。 日本信託基金(JTF)プログラムが開始された2000年には、世界のIPPF加盟協会が提供したHIV関連サービス数は15万5,562件でしたが、2010年には、1,200万件にまで増大しました。
| 29 June 2016
イノベーション基金
イノベーション基金(Innovation Fund)は今日のセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(sexual and reproductive health and rights)の大きな課題の解決に向けた新しいアイデアやアプローチを審査します。 イノベーションには、新たな支援対象への到達、サービス・デリバリー・モデルの導入、あるいは慎重に扱うべき問題への対応 などがあるでしょう。また、疎外されたり脆弱な、または無力化されたグループの利益を目的とすることが多いです。 イノベーションの創出を積み重ねながら、IPPF加盟協会は現地の知識を活かし、対象とするコミュニティのニーズに直接対応する新しい介入の方法を工夫します。IPPFがイノベーション基金に申請した加盟協会を選定すれば、必要に応じて資金支援と専門医療、技術、および管理運営の投入を行います。 現在に至るまでプロジェクトが重点的に取り組んできた内容として、児童婚、人身売買、難民支援、HIV感染者への統合サービス、安全な人工妊娠中絶サービスへのアクセスのための政策提言があります。 これまでに41のイニシアチブに対して資金提供が行われました。これらのイニシアチブは人々の生活に重要で持続可能な変化をもたらしています。各プロジェクトで得られた教訓は世界中のIPPFの活動に反映され、組織がミッションを達成するための能力を強化します。