2024年2月26日から3月2日まで、モロッコのラバトで、モハメッド6世国王の後援のもと開催された第11回性の健康と権利に関するアフリカ会議(ACSHR)は、本日最終日を迎えました。テーマは「アフリカにおける性と生殖に関する健康と家族の幸福」です。国際家族計画連盟(IPPF)は、第11回SCSHR組織委員会として、IPPFモロッコ(AMPF)や国連人口基金(UNFPA)のような志を同じくする組織と共に、以下の会議目的が達成されるよう、推進力となって尽力してきました:
- アフリカにおける女性と若者の性と生殖に関する健康と権利(SRHR)への対応を把握する;
- アフリカにおける女性と若者のSRHRに関する最良かつ有望な政策と実践を特定し、検討し、統合する;
- アフリカにおける女性と若者のSRHRを推進するために、ネットワークの機会を提供し、連帯と運動を強化する。
3日間にわたる会議の最終日午前中に開催された全体会議では、駐チュニジア特命全権大使の大菅岳史氏が、スピーチの中で、次のように述べられました。
「日本は今後もアフリカのSRHRプロジェクトに投資し、SRHR促進のためのアドボカシー活動を支援していきます。SRHRが国際的に、特にアフリカにおいて、アフリカ連合(AU)のアジェンダ2063とSDGsの目標3、目標7に沿って、さらに主流化されるかどうかは、アフリカ諸国と各国の市民社会にかかっています。」
この結果、来年2025年に開催予定の第9回TICAD(TICAD9)に向け、「SRHRをコアトピックとして含めるようアフリカ政府に求める」という項目が会議成果文書ラバット宣言に含まれました。IPPFは2006年からTICADプロセスに参加しています。IPPFは、SRHRがTICADの中核をなすトピックのひとつとなるよう、引き続き提唱していきます。
詳細はIPPFロンドン谷口百合([email protected])までお問い合わせください。
when
country
モロッコ
region
アラブ世界
Related Member Association
Association Marocaine de Planification Familiale