ロヒンギャの難民たちにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケアを提供する

Rohingya refugees in Bangledesh

リハナ・ベグムさんは妊娠8カ月。25歳ですでに3人の子どもがいる母親です。リハナさんは、ミャンマーから逃れてきたおよそ60万人のロヒンギャと呼ばれる少数民族の一人です。今も続く危機のため、8月から避難生活を送っています。妊娠後期になって疲労も積み重なる中、リハナさんと家族は安全を求め、バングラデシュまで15日かけて徒歩で逃げました。

避難後に訪れたIPPFのクリニックで妊婦検診を受けたのが、過去の妊娠から数えて初めての受診でした。それまで妊娠や出産で医療機関にかかることがなかったからです。

クリニックに来るまで、リハナさんは、今後の妊娠を調整する家族計画という手段を知りませんでした。リハナさんは言います。「これまで家族計画について知りませんでした。子どもの数を調整する方法があるとわかってうれしいです。出産後は家族計画を導入したいです」

IPPFは、現地の団体と協力しながら、難民キャンプにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケアを届けています。キャンプのIPPFクリニックを訪れる患者の94%は、女性と少女たちです。セクシュアル・ヘルスケアを受けた25歳未満の人は、全体の77%になります。

性感染症と避妊法についての理解を広めるため、フィールドに出かける啓発チームも編成されています。IPPFは現地の団体とパートナーシップを組み、アウトリーチによって知識を広めるだけでなく、SRHキットと医療用品の配布も行っています。