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IPPFと日本政府、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区のSRHサービス維持のための新プロジェクトで再び協力
2026年4月21日 -IPPFパレスチナ(PFPPA)は、日本政府支援による新たなプロジェクト「ヨルダン川西岸地区における危機の影響を受けた女性や子どものための保健医療サービスの提供」の開始を発表します。本プロジェクトは、命に関わる妊産婦ケア、心理社会的支援およびセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康: SRH)サービスを、保健医療機関、移動診療チーム、さらには遠隔診療や出張診療を通じて、最も支援の届きにくい西岸地区のコミュニティに提供するものです。西岸地区の保健医療施設の破壊、厳しい移動制限、コミュニティへの度重なる空爆や攻撃により、人びとの保健医療へのアクセスは皆無もしくはそれに近い状態です。国連人口基金(UNFPA)の推計では、23万人以上の女性や女児がリプロダクティブ・ヘルスサ―ビスへのアクセスが困難な状況にあります。主なプロジェクト活動:西岸地区のヘブロン、ハルフール、ベツレヘムの3カ所の常設診療所を通じて、必要不可欠なSRHサービスを提供します。これらの診療所では、2万2,000人以上の女性や子どもを対象に、家族計画、産婦人科ケア、性感染症(STI)管理などのサービスを提供。さらに、推定2,300人の性とジェンダーに基づく暴力(SGBV)のサバイバーには、医療ケア、カウンセリング、紹介サービスなどの専門サポートも提供されます。医師、助産師、小児科医、ソーシャルワーカー、薬剤師、検査技師からなる移動医療チームを派遣し、西岸地区の支援が届きにくい地域や周縁化された地域に住む4,600人の女性と子どもに対し、母子保健サービスを提供。移動医療チームは、心理社会的支援サービス、SGBVサバイバーへの支援や家族計画サービスも提供します。診療所に行くことが困難な人びとに対し、オンライン(遠隔距離通信)やデジタル媒体(SNS、アプリ、メール等)を通じたカウンセリングや相談サービスを提供します。90人の初産婦を対象に5回の「出産準備」セッションを開催し、産前・産後ケアや出産の選択肢に関する情報提供・支援を行います。荒池克彦パレスチナ関係担当大使兼対パレスチナ日本政府代表事務所長は、「日本は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)および「女性・平和・安全保障(WPS)」の旗手として、IPPFとの新たな協力を通じ、紛争の影響を受け、サービスの届かない場所で生活しているパレスチナの女性と子どもが、基礎的な産婦人科及び家族計画サービス、生活の質の向上及び社会参加を享受する一助となることを期待します。本事業は、日本の2026~2027年の対パレスチナ協力パッケージの一環であり、日本は、今後も、パレスチナの安定と繁栄のために支援を提供してまいります。」と述べています。ファドア・バハッダIPPFアラブ世界地域事務局長は、「日本の国民の皆さまの支援により、保健医療ケアが組織的に途絶されたコミュニティに対しても必須の母子保健サービスを提供することが可能になります。これは、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区における回避可能な妊産婦および新生児の死亡を防ぐことに、大きく寄与します」と述べています。
「私たちは、これまで以上にお互いを必要としています。励ましあうことが大切です」
ヨルダン川西岸地区では、絶え間ない攻撃、道路封鎖、威圧的なイスラエル軍の存在の脅威によって、女性や女児の命に関わるセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する健康: SRH)へのアクセスが途絶えています。IPPFは、国際女性デーにあたり、必要不可欠なヘルスケアサービス提供のために一際大きな力を注いでいるパレスチナの女性医師、ソーシャルワーカー、医療従事者そして地域コミュニティを称えます。西岸地区の丘陵地帯の村はずれに、一軒の白いトレーラーハウスがあります。26歳のヒバは、この質素な住居に夫と三人の幼い娘たちと暮らしています。妊娠中のヒバは、灼熱の太陽の下、近くに巡回してきた移動診療所に娘たちを連れ立って向かいます。診療所では、IPPFパレスチナ(PFPPA)のスタッフがヒバのような母親たちを迎え入れ、一日無料でSRHサービスをに提供しています。孤立し、攻撃を受けやすく、見過ごされがちな西岸地区の女性たちを対象とした、極めて重要な活動です。ヒバは、過去に何度か流産を経験したことが医療ケアを受ける際に、心に重くのしかかっています。「今日は妊婦健診を受けるためだけに来たわけではありません。病院までたどり着けないときのために、もっと近くに医者や保健医療サービスが必要だということを訴えたいのです」と、ヒバは言います。西岸地区では、イスラエル軍による保健医療施設の壊滅的な破壊、厳しい移動制限、コミュニティへの攻撃や襲撃などにより、医療ケアを受けに出かける際のリスクや問題がますます高まっています。国連人口基金(UNFPA)の推計によれば、西岸地区では2025年5月の時点で14,800人の妊婦が医療ケアを制限されているか全く受けられない状況にあり、1,600件以上の出産が安全でない環境で行われると予想されていました。また、およそ1,000カ所のイスラエルの検問所、ゲート、道路封鎖により、必要不可欠なヘルスケアへのアクセスがほぼ不可能となっています。「軍のせいで、私たちは息が詰まるようです」三人の子を連れ、診療所まで二時間かけて歩いてきたハニーンは言います。ヒバは、こうしたさまざまな障壁は、時間がかかるだけでなく、命に関わる問題だと痛感しています。「数カ月前、生後四カ月の息子を失くしました。待ち望んでいた男の子でした。この地域には診療所がなく、すぐに診察を受けることができませんでした。車を何時間も待ち続けましたが間に合わず、息子は助かりませんでした」戦争が激化し、移動制限がますます強化される中、IPPFパレスチナ(PFPPA)は2024年より、医療サービスを断たれた女性たちの命を救うサービスの提供を開始しました。IPPFパレスチナのスタッフは、辺境地域に出向き、検査機器、超音波機器や医薬品を備えた移動診療所を開設し、これらの地域に住む女性の多くがアクセスしにくい、もしくは費用を負担できない医療サービスを提供しています。「辺境の村までたどり着くのは、決して簡単なことではありません。道路封鎖、入植者の脅威や、突然『引き返せ』と命令されたりといったことが頻繁にあります。しかし最大限の努力をします。すべての女性にケアを受ける権利があるのです」と、産婦人科医として15年のキャリアがある医師のガダは言っています。22歳のシャイマは、移動診療所で健康診断を受ける間、二人の子どもを近くで待たせていました。「私たちは戦争が始まって以来、経済的に非常に苦しい状況にあります。失業率が上がり、移動制限によって何もかもがこれまでより困難になっています」移動診療所では妊産婦ケアに加え、避妊に関するケアや助言、ジェンダーに基づく暴力(GBV)に関する支援など、より広範なSRHケアサービスを提供しています。6人の子の母でイスラム教研究の学位を持つ37歳のキファは、危機的状況にあっても知識は力であることを知っています。「私はいままで自分のことは後回しにしてきました」キファは、検問所や入植者への恐怖で家から出られずにいたため、婦人科の受診を何カ月も先延ばしにしていたそうです。「家族計画は、セルフケアの一部です。私たちの権利であり、責任ある行動です。これは特に今の状況では大切なことです」キファは、村の女性たちにも自分自身をケアすることや、リプロダクテイブ・ヘルスを大切にすることは、勇気ある行動だと伝えています。二人の子を持つ23才のアヤは、検問所で出産を強いられた近所の女性のことを忘れられず、意図しない妊娠を防ぐためにIUD(子宮内避妊具)を利用したいと考えています。「おもちゃも買ってあげられないこの状況で次の子どもを産むことなど考えられません」と語ります。移動診療所ではこれまで、10,836人に対し60,000件以上の医療サービスを提供しました。人びとは、これらの診療所がなければSRHサービスを受けられなかった可能性があります。また、IPPFパレスチナ(PFPPA)は日本政府補正予算(JSB)の支援を受けて「出産準備セミナー」を開催し、助産師による家庭訪問や安全な出産とリプロダクティブ・ヘルスに関する地域に根差した啓発セッションも実施しました。メイサ・シャラルデ氏は、心理ソーシャルワーカーとしてのキャリアが長く、IPPFパレスチナ(PFPPA)のジェンダー担当者として、GBV関連サービスを地域の女性に提供しています。メイサはヘブロンで生まれ育ち、パレスチナの女性が法律上の差別、社会的偏見、経済的圧力、軍事占領などの重層的な問題に直面していることを理解しています。「食べ物が手に入らず困っている人に対して、権利の話などできません。その場の相手の状況に合わせた話をします。ある場所では栄養や衛生の話から始め、別の場所では安全や移動についての話をします。そして、信頼関係が築けた段階で、家族計画やエンパワーメントについて話します。女性たちはサバイバーです。皆、想像を絶する困難を乗り越えて生き抜く強さと尊厳を兼ね備えているのです」ソーシャルワーカーや薬剤師から、医師やその他の医療従事者まで、メイサのように意志の強い勇敢な女性はIPPFパレスチナ(PFPPA)の活動の要です。看護師として20年近くのキャリアがあるルブナは、移動診療所で女性たちに安心感を与え、その声に耳を傾け、さまざまな選択肢について助言しています。「利用者に情報を伝えたり力づけるため、リプロダクティブ・ヘルスについて学びつづけています。私たちは、女性が常に自分たちを後回しにする社会に生きています。『あなたが大切だから、あなたを最優先にします』と、ここでは伝えようと努めています」IPPFパレスチナ(PFPPA)の薬剤師である27才のシャイマは、仕事の話になると顔を輝かせます。「これまで手が届かなかった女性たちに手を差しのべられたとき、この仕事をやっていて一番やりがいを感じます」シャイマは辺境の村で医薬品を配布し、医療的な助言も行なっていますが、それ以上に目に見えない「信頼」も築いているのです。「利用者の女性が『以前は怖くて聞けなかった』と打ち明けてくれたときはとてもうれしく、自分を誇らしく感じます。女性たちには、薬だけでなく、話を聞いてくれる人も必要なのです。これらの女性たちの活動は、知識を学び、共有することをコミュニティの人々に啓発しています。アイダは、6人の子を持つコミュニティのリーダーです。IPPFパレスチナ(PFPPA)でリプロダクティブ・ヘルスの研修を受けた後、現在は地域の女性団体でボランティアとして研修を行っています。「私たちは、これまで以上にお互いを必要としています。戦争の重圧で、さまざまな決断ができずにいるのです。お互いに助けあっていかなければなりません」ヒバのように、赤ちゃんを失くし、適切な医療ケアなしで再び出産する不安を抱える女性にとって、IPPFパレスチナ(PFPPA)の支援は命綱です。移動診療所の扉をくぐる何百人の女性と同じく、ヒバは自分自身と家族のために、より安全な未来を求めています。「娘たちのために、赤ちゃんのために、より良い世界が待っていると信じなければなりません。自由とは、検問所を恐れずに暮らせることです。安全に出産でき、不安を感じずに診療所まで歩いて行けることです。家族計画は懸命な選択であり、力です。私達女性の声を聞いてもらわなければなりません。私たちは、自分たちの身体と家族にとって、何が一番大切かを知っています」ヒバの声は、パレスチナの何千人もの女性たちの揺るぎない声を代弁しています。それは、あらゆる障壁にも関わらず、人びとの健康と尊厳を守り続ける患者、医師、助産師、心理カウンセラー、ボランティアの声です。その活動は、医療ケアにとどまらず、抑圧に対する抵抗、困難を乗り越えるレジリエンス(回復力)であり、希望そのものなのです。西岸地区における本活動は日本政府の援助のおかげで実施することができましたことを、ここに深く感謝いたします。
そう、私たちも「新しい」ガザを望んでいます。
IPPFパレスチナ(PFPPA)アマル・アワダッラー事務局長による寄稿ガザへの空爆が中断しても、平和が訪れるわけではありません。張り詰めた緊迫感の中、人びとは家族と元の生活の残骸のようなものに戻らなければならないという、極めて厳しい現実があります。破壊の爪痕は大きく、パレスチナ人の死者は4万8000人以上、負傷者は11万人以上にのぼり、ガザ地区の建築物の69%が破損または破壊されました。医療施設への攻撃は617件にのぼり、医療インフラも崩壊しました。2023年10月8日にIPPFパレスチナの唯一のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(SRH)センターが爆撃されたときのことを私は生涯忘れないでしょう。ようやく北ガザのセンターに帰還したスタッフが、瓦礫に埋もれた机や備品を目にしたときの映像には、衝撃を受けました。と同時に、復興の作業が膨大になることを思い知らされました。そして今、パレスチナの人びとは、強制移動と占領というさらなる問題に直面しています。国際社会は、重大な局面を迎えています。ここ数年間、私は何度も繰り返される暴力と破壊を目にしてきました。ガザの女性や女児は、移動中の爆撃を恐れることなくサービスにアクセスできることが必要です。しかし、この女性たちの計り知れない苦しみに、世界は十分に対応できるのでしょうか。爆撃が続いた恐ろしい15カ月間、私はガザで活動するチームを率いてきました。さまざまな大きな問題に直面する中、前線で活動する42人のスタッフは、5万9,000人に、235,000件以上の必要不可欠なSRHサービスを提供しました。現在の薄氷の停戦中も、サービスへのアクセスは非常に限られています。イスラエル軍が物流を統制しているため、復興作業が妨げられ、必要としている人びとに重要な物資や日用品が届いていません。ガザおよびヨルダン川西岸にいるIPPFパレスチナのチームは、検問所通過の困難、、遅延への対応に追われ、過酷な状況で作業する精神的な重圧を常に受けています。これらの障壁は単なる物流の問題ではなく、本質的には政治的なものです。多くの医療施設は瓦礫に埋もれ、大切な家族が埋まったままの人もいます。このような状況でSRHヘルスケアにアクセスする難しさを考えてみてください。避妊具(薬)、性暴力被害支援、妊産婦ケアを必要とする女性にとって、その心理的な負担は計り知れません。また、IPPFパレスチナ、のメンバーにとっても、医療従事者の死は、大きな衝撃です。今年初めには、チームのメンバーだった、タバト・サリム医師がイスラエル軍の空爆で亡くなりました(記事ページリンク)。チームのメンバーも、それぞれ他のパレスチナ人と同様に深い苦しみを抱えています。大切な人を失くし、家を失い、安全と名のつくものはすべて失っています。多くはテントやシェルターで生活し、水、生理用品、食料や医薬品を入手するのに苦労しています。こうして、自身が計り知れない喪失感を抱えていても、気力を振り絞って毎日立ち上がり、人びとにSRHヘルスケアを提供しています。最悪の状況で何が彼らをそうさせるのか想像もつきません。しかし、多くの命が失われ、次々に襲いかかる苦難に耐えた日々は、爆撃が止んだあとも、深い傷やトラウマとなって何世代にも渡り人びとの心に残ることでしょう。各国の軍事予算が増加するのに対して、人道支援は先細りになっています。非常に由々しき事態です。米国が(エジプトとイスラエル以外)ほぼすべての対外援助を凍結したため、これまで以上に他国の支援に頼らざるを得ません。イスラエルへの軍事支援やパレスチナ人への強制移動通達、そして15カ月間の爆撃への米政府の関与を踏まえれば、支援削減はとりわけ憂慮すべき事態です。援助は非常に重要ですが、一方的な施しではなく、正義への道筋であるべきです。将来ジェノサイド裁判が行われる可能性が高いことを考えれば、ガザに対しては賠償と説明責任が重要です。個々に援助を受けることは必要ですが、現実的には難しい面もあります。パレスチナの自治能力の欠如と占領の現状を浮き彫りにすることもあるからです。支援は即時のニーズに対応するだけではなく、パレスチナの尊厳の回復、主体性の尊重、長期的な復興につながるものでなくてはなりません。また、大切なのは地域コミュニティの声に耳を傾けることです。パレスチナで最も紛争の影響を受けた人びとが本当に必要としているサービスを私たちが提供できているか、問い直すことが必要です。IPPFパレスチナには、最も過酷な状況でも地域に根ざした必要不可欠なSRHサービスを提供してきた実績があります。さらなる資金で、より多くのことができます。センターの再建やサービスの拡大は、SGBV(性とジェンダーに基づく暴力)サバイバーを含む女性や女児が必要とする包括的ヘルスケアへのアクセスを確実にすることの、ほんの始まりに過ぎません。現在ガザは、復興に向けて新たな危機に直面しています。ネタニヤフ首相は、「新しいガザ」が必要だとし、そのためのトランプ政権によるガザ地区占領とパレスチナ住民の強制移動通達を、繰り返し公的に支持しています。「新しいガザ」が必要であることに異論はありません。ただし、住民の強制移動と他国の支配によるものであってはいけません。パレスチナ人の声を反映し、平和と自由を享受でき、自治と機会が与えられている新たなガザが必要です。ガザは、パレスチナ人のものです。世界は注視するだけでなく、行動すべき時に来ました。。思い切った公平で公正な行動を実行に移すときです。パレスチナの人びとには正義が必要です。ガザの人道的状況と支援方法については、こちらのパンフレットをご覧ください。
イスラエル軍の空爆で命を落としたIPPFパレスチナの年若き医師タバト・サリムを悼んで
<2025年1月6日IPPFパレスチナ(PFPPA)の声明> 2025年1月5日、ガザ地区中部にあるヌセイラト難民キャンプでPFPPAの人道支援活動を行っていたタバト・サリム(Thabat Salim)医師が、イスラエル軍の空爆によって命を落としました。「タバト」はアラビア語で「不動、信念」を意味し、その名が示す通り、彼女は危険を顧みず、その勇気と献身で常に女性や子どもたちに手を差し伸べて希望の柱となり、同僚や地域社会から深く尊敬されていました。サリム医師を失った悲しみは計り知れません。その功績はガザの星となって輝き続けることでしょう。 2023年10月7日以降、ガザでは46,692人の命が奪われ、このうち1,000人以上は命をかけて行動した医療従事者です。IPPFとIPPFパレスチナは、ガザ地区への攻撃継続、激化に強く抗議します。 <2025年1月7日IPPFアルバロ・ベルメホ事務局長の声明> タバト・サリム医師の命が爆撃で奪われたことに深い絶望と強い怒りを感じます。タバトは30歳、IPPFパレスチナ(PFPPA)で活動を始めたばかりのかけがえのないスタッフでした。 タバトの死は「悲劇」の一言で済ませるものではありません。女性の医療従事者たちがいかに過酷な状況で働き、日々を過ごしているかを示す痛烈な告発と言えるでしょう。女性が職場に恐怖を感じることがあってはなりません。しかし、その多くが女性であるパレスチナ、レバノン、スーダン、シリア、イエメンなどの医療従事者にとっては、それが日常なのです。 2023年10月8日にガザのIPPF保健施設が爆撃で破壊され、スタッフが避難を余儀なくされて以来、私たちは声を上げつづけています。他団体と共に、#HealthcareWorkersAreNotATarget (#医療従事者は標的ではない)のハッシュタグを用いてメッセージを拡散してきました。 一般市民、とりわけ医療従事者は、正当な法的保護の権利を否定されています。イスラエル軍とそれに武器供与を続ける米国や他の国々は、市民の殺りくにおいて結託し、生殖可能年齢にあるパレスチナ女性の殺りくにおいて結託し、医療従事者の殺りくにおいて結託しています。この究極の暴力行為で、私たちの人間性が破壊されています。 IPPFは、暴力の停止を強く求めます。同僚や患者の命を奪う武器の供給停止を求めます。性暴力が処罰を受けずに横行すること、何よりジェノサイドを終わらせることを求めます。 女性を擁護するなら、平和を求めるなら、SRHRJ(性と生殖に関する健康と権利/社会正義)を求めるなら、共に立ち向かいましょう。タバト・サリム医師のために。先週ダルフールのIPPFスーダン(SFPA)クリニックでコンドームを購入しようとしただけで殺された17歳の若者のために。昨年パレスチナ、レバノン、シリア、スーダン、イエメンで負傷し、命を落とした同僚たちのために。家を失い、働く場所も失いながらも、SRHケアの最前線に立ち、命をかけて活動している同僚たちのために。女性や若者の身体に対する宣戦布告なき戦いにある今、権力を握った少数の男性たちが、平然としてこうした犠牲を強いて積み重ねないように。今こそ連帯し、すべての人のSRHRJのために立ち上がるときです。
中近東地域の医療従事者に対する暴力の拡大に関する声明
もうこれ以上耐えることはできません。パレスチナの女性と女児に対する生殖に関わる暴力の横行と、ガザのIPPFリプロダクティブ・ヘルス関連施設への爆撃からほぼ1年が経とうとしていますが、今度はレバノンの医療従事者と診療所が攻撃を受け、被害を被っています。 「攻撃を受けたレバノンの医療従事者の70%は女性です。ガザでは、女性たちにリプロダクティブ・サービスを提供する施設が破壊されました。世界は今、レバノンで同じ戦争犯罪がくりかえされる場面を目にしています」 「IPPFは、米国、ドイツ、英国、その他すべての政府に対し、私たちの仲間である医療従事者たちを殺し、傷つけ、避難を強いる兵器の供給中止を要求し、民間人の殺戮の即刻停止を求めます。私たちは沈黙することなく、あらゆる暴力の証拠を収集し、人間性に対する犯罪について、声を上げ続けます」と、IPPFのアルバロ・ベルメホ事務局長は述べています。 イスラエルによるガザへの無差別攻撃は、女性のリプロダクティブ・ヘルスに壊滅的な状況をもたらしました。IPPFのヘルスセンター、病院や妊産婦保健センターへの攻撃によって、医療ケアへのアクセスが著しく制限されました。同じことは、スーダンでも起きています。診療所が破壊され、男性がIPPFの保健推進員たちに暴力を振るい、レイプが戦争の武器となっているのです。 パレスチナでは、産科暴力および生殖に関わる暴力が、イスラエルによる暴力の特徴とされています。レバノンでも、このような女性と女児に対する犯罪が増加する前に、IPPFは警鐘を鳴らします。 「スタッフは怯え、命からがら逃げています。医療従事者たちは怖くて電話も使えないため、チームとの連絡は限られています。私たちは同僚だけでなく、すべての女性と少女の身を案じています。レバノンにおける女性や子供、そしてすべての人間が単なる数として扱われ、人間としての本質が失われている状況です」と、IPPFレバノンSALAMAのリナ・サブラ事務局長は、述べています。 レバノンは、1990年に内戦が終結して以来、最悪の状況に陥っています。イスラエルとヒズボラの戦いがエスカレートし、ここ数日間で殺戮行為が増大しているのは、力を持つ国々が紛争の継続によって利益を享受しているからです。 IPPFは、産科暴力および生殖に関わる暴力行為は、人道に反する犯罪とされていることを、すべての紛争関係者に改めて訴えます。
ガザ地区ラファへのイスラエルの攻撃に関する声明
イスラエルは今週、国連の主要司法機関である国際司法裁判所(ICJ)が即時の攻撃停止を命じたにも関わらず、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファにある避難民密集地区を攻撃しました。 この地区には、イスラエル当局から安全のために移動するよう強制され、命からがら避難し、テント生活を送っていた何千人もの人々がいました。夜間の攻撃は、就寝中の老若男女を襲い、人々は逃げる間もなく犠牲となりました。 ガザでこれ以上の死者が出ること、人々が避難を強要されることを防ぎ、イスラエル軍による破壊を阻止しなければなりません。パレスチナ人は、これまで何十年にもわたって隔離され、土地を剥奪され、重大な人権侵害に耐えてきました。パレスチナ人が直面している不公正は、植民地化と、それに伴う十分な人道上の責任が果たされていないためです。紛争について定めている国際法は、グローバル・ノースを含む、すべての国や地域によって守られなければなりません。 現時点で、犠牲者は37,000人以上にのぼります。生き残った女性や少女たちは、SRH(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス:性と生殖に関する健康)サービスを受けることもできず、生理用品、衛生用品も手に入らない状況で、多くの困難に直面しています。人々の我慢も限界に近づいています。このような事態をいち早く終わらせるため、私たち一人一人が自らの政府に、ガザへの人道支援のアクセスが滞らないよう働きかけなければなりません。また、イスラエル軍に武器を提供し、イスラエルの不処罰を支持し、停戦を要求しない政府は、その根拠を明らかにする必要があります。 IPPFは、イスラエルによるラファへの攻撃と、ガザ地区全域で続く残虐行為の即時停止を求めます。 IPPFパレスチナ(PFPPA)のアマル・アワダッラー事務局長は、次のように述べています。 「毎秒、毎分ごとに、壊滅的な状況がさらに悪化しています。日々多くの人々が大けがを負い、殺されています。妊娠中の女性は、赤ちゃんのことも心配しながら、自分自身に待ち受ける最悪の運命を危惧し、本来であれば幸せであるはずの出産までの時間が、完全な悪夢となっています。 女性や少女たちは、生理が来ても生理用品や清潔な水、衛生用品も手に入れることができず、不安を抱え、心に傷を負って生きています。パレスチナの人々が安全に十分な医療を受けながら、尊厳をもって生きる権利があることを世界中の人々が認識し、人道的に正しいことを求めて声をあげてください。ガザに住む何百万人ものパレスチナ人にとって、この悲劇は正当化できるものではありません。即時かつ完全な停戦が唯一の選択肢です」 IPPFのアルバロ・ベルメホ事務局長は、次のように述べています。 「ラファでは、ほぼすべての病院スタッフが強制的に避難させられ、大半の病院が機能停止しているため、医師が出産間近の妊婦を診察したり、妊婦が医療にアクセスできる状態ではありません。 ガザのIPPFスタッフが、この状況でも困っている人たちにSRHサービスを提供し続けていることは称賛すべきことですが、IPPFスタッフを含むすべてのパレスチナ人への私たちの心配は、恒久的な停戦が実現するまで尽きることはありません。 今、私たちの人間性が試されています。IPPFは、反植民地主義、反人種主義を掲げ、すべての人々の自由、解放にコミットします。沈黙はせず、声を上げつづけます」 パレスチナへの緊急支援のご寄付は、こちらからお願いいたします。
日本政府、IPPFによる世界の自然災害や紛争で被災した女性と女児の支援活動のため、190万ドルの資金提供
アフガニスタン、パレスチナ、スーダン、ウクライナ、イエメンの5カ国のIPPF加盟協会は、日本政府の支援により、自然災害や紛争の影響を受けた地域に、必須の性と生殖に関する健康(SRH)サービスを提供します。 5カ国のIPPF加盟協会は、以下の支援を行います。 アフガニスタンの過疎の6つの州や洪水の被害を受けた地域において、女性と女児、周縁化されたコミュニティに、SRHおよび母子保健サービスを提供 パレスチナで激化する暴力の影響を受けている地域に、緊急のSRHサービスを提供 スーダンの国内避難民の多い3つの州における女性と女児のSRHに関連した疾病率・死亡率を下げるため、サービスへのアクセスとコミュニティの持続可能性を改善 ウクライナのカホフカ水力発電所のダム破壊の影響を受けた人々のため、紛争地域の保健施設を復興し、妊産婦保健サービスへのアクセスを提供 イエメンの国内避難民と地域社会に、重要なSRH・妊産婦保健サービスを提供 日本政府によるこの重要な資金提供は、望まない妊娠、死産や自身の死亡、生殖系の疾患の問題を解決し、女性が尊厳をもって生きるために必要不可欠であるにもかかわらず、アクセスのないSRHRサービスをIPPFが提供することを実現するものです。この資金により、コミュニティにおいて必要かつ質の高いSRHと母子保健サービスを提供します。レイプに関する臨床管理を含むジェンダーに基づく暴力(SGBV)の被害者となることを予防・ケアします。質の高い産科新生児ケアを施すスキルを備えた地域の助産師を育成します。女性と女児の健康に関するニーズと優先事項の対応に必要な情報を収集するためのシステム環境を強化することができます。 IPPF事務局長のアルバロ・ベルメホは、「世界中の危機的状況に巻き込まれた女性と女児を支援するIPPFの活動にご協力いただいた日本政府の比類なき雅量に心より感謝申し上げます。このご厚意により、IPPFと加盟協会は、人道支援を切実に必要とする人々が増加する中、重要なライフラインを提供することができます」と述べました。 IPPFは2024年12月末までに、5カ国の加盟協会を通じて、少なくとも合計23万9,000人に保健サービスや情報を提供することを目指します。 詳細については、IPPF本部、谷口百合([email protected])までご連絡ください。 写真提供: IPPF/Hannah Maule-ffinch/スーダン
ガザの女性と少女にとって過酷な30日間
ハマスによる奇襲攻撃をきっかけに、イスラエルがガザ地区で前例のない戦争を宣言してから1カ月が経過しました。ガザでは人道的大惨事が続いています。 イスラエル当局によれば、10月7日以降、イスラエル市民約1,400人が死亡、200人が人質に取られ、数千人が負傷しました。ガザ地区では1万人以上が殺害され、その大半は女性と子どもです。 IPPFは、これ以上の残虐行為を阻止するため、即時かつ完全な停戦を求める国際的な要求に同意します。空爆とロケット弾による攻撃が続けば、民間人への援助物資の提供が事実上不可能になります。ガザ市民には、燃料、水、食料、医薬品が早急に必要とされていることに加え、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケア(SRHケア)の緊急性も見過ごしてはなりません。 IPPF事務局長のアルバロ・ベルメホは、次のように述べています: 「ガザにいるIPPFの職員は現在、命がけで避難していますが、過酷な状況でも、できる限りの方法でSRHケアを提供しています。この30日間、ガザ全域に爆弾が降り注ぎ、これまで連盟として経験したことのない規模の破壊と荒廃が起きています。完全な停戦が実現しない中、私たちは、ガザで必死に援助をしようとしている同僚や民間人、人道支援者たちに及んでいる生命の危険を強く懸念しています。」 これまで数十年に渡ってイスラエルの占領と封鎖下にあるガザでは、SRHRのための物資、資源、設備不足が、すでに差し迫っていました。10月7日以降、パレスチナの母子が何千人も殺害され、リプロダクティブ・ジャスティス(性と生殖に関する社会正義)が繰り返し抑圧されています。妊婦はストレスやショックで流産し、安全に出産できる医療施設は現状存在していません。女性や女児は、生理用品や避妊具(薬)の深刻な不足を訴え、性感染症や尿路感染症の症例が増加していますが、医療処置はほとんど受けられません。 完全かつ即時停戦が実現しなければ、この悪循環は続き、さらに何千人もの妊産婦や新生児が死亡することが予想されます。また意図しない妊娠の増加、HIVを含む性感染症の蔓延、心理的トラウマや紛争に伴う性暴力の増加なども起こり、これらはすべて何世代にも渡って長期的な影響を及ぼすでしょう。 IPPFは、国連機関間常設委員会(UN-IASC)による、平和かつ安全な状況下での援助活動確立の要求に賛同します。ガザでは、女性や少女、社会的弱者のための特定のSRHケアのニーズを含め、すべての人々の緊急のニーズに応えうる、協調的な対応が必要とされています。 戦争犯罪や重大な国際人道法違反は、誰が行おうと、誰に対して行おうと、正当化することはできません。私たちは、どこにいても、何であっても、すべての人々に、緊急のSRHケアにアクセスする権利があることを再確認します。 IPPFは、イスラエルとパレスチナにおける民間人の暴力、苦しみ、死を終わらせるため、即時停戦を求めます。停戦は、公正な平和への道を歩むための重要な一歩です。
ガザ地区では37,000人以上の妊婦が命の危険にさらさられている
ガザ地区では今後数ヶ月の間に37,000以上の妊婦が、電気も医療物資もない状況での出産を余儀なくされています。出産ケアも緊急産科ケア(EOC)も提供されない中での出産は、命を脅かす合併症を引き起こす危険性が高まります。 IPPFパレスチナ(PFPPA)のアマル・アワダッラー事務局長は、次のように述べています: 「妊婦や生まれた赤ちゃんに何が起きるかわかりません。診療所は使い物にならず、紹介できる病院の数が刻一刻と減っていきます。状況の悲惨さは筆舌に尽くしがたく、人道支援を切に必要としています」 もともとイスラエル軍の占領でセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)サービスの提供はシステム的に難しかったのです が、10月8日のイスラエル軍による空爆でPFPPAの唯一のセンターが破壊され、女性への医療提供が完全に断たれました。 10月10日のイスラエル軍によるガザの完全封鎖以来、食料、水、燃料、医療物資のガザへの供給が妨げられています。現在、ガザの人々は、毎日2時間しか電気が使えなく、これもそのうち完全になくなるでしょう。 ガザの医療システムは、16年間に渡る封鎖で、すでに深刻な状況にありましたが、今回の爆撃による負傷者の対応は不可能なレベルです。緊急サービスや医療物資は、妊婦、陣痛中の女性、新生児などの元に届いていません。10月10日以降の負傷者・死者のうちの60%は女性と子どもと推定されています。 10月11日には、ガザの唯一の発電所の燃料が底をつき、5ヶ所のうち3ヶ所の浄水場が使用不可となりました。清浄な水、食料、基本的な医薬品、ワクチンなしでは、女性や生まれたばかりの赤ちゃんが死に続けることになります。 ガザ地区のPFPPA医療従事者、ワファ・アブ・ハシェイシュは、次のように述べています: 「10月7日以来、家族の安全と生活が脅かされていて、恐怖の中で過ごしています。と同時に、医療従事者としてパレスチナの女性たちに保険サービスと情報を提供する使命感も捨てきれません。連絡を受けたある女性は、爆撃とガスにより流産し、もうひとりは陣痛が始まり、近所の人たちからも、助けを求められています。ただこの状況では、助けてあげたい気持ちはあっても、選択肢が限られ、必要な備品もありません。ただただ、彼らが健康で、生き延びることを祈るばかりです。どこまでガザの人々が耐えられるか、行き場のなくなった女性たちがどれほどいるのか、毎日考えています」
ガザにおける暴力のエスカレートに関するIPPF声明
ロンドン、2023年10月9日- この数日間、私たちは、ハマス武装戦闘員とイスラエル占領軍との間でエスカレートする暴力、民間人の死傷、保健施設を標的とした攻撃を恐怖のうちに見つめてきました。 これに対しIPPFは、当連盟および暴力の直接的な影響を受けている加盟団体を代表し、メディアに向けて声明を発表しました。 すべての紛争や人道的危機と同様に、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ/ジャスティス(Sexual Reproductive Health, Rights and Justice:SRHRJ、性と生殖に関する健康と権利/正義)の課題は、今回の暴力の発生と保健医療インフラを標的とした攻撃により、パレスチナにおいて著しく増大するでしょう。パレスチナにおいて、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康と権利)は、特に女性、女児、とりわけ数十年にわたり長引く人道危機に直面している最も脆弱で周縁化された人々のために、今こそ優先されなければなりません。 IPPF事務局長のアルバロ・ベルメホは、次のように述べています: 「国際家族計画連盟(IPPF)は、今回の攻撃に民間人が巻き込まれたことを深く憂慮し、多くの命が失われたことに打ちのめされています 人権がますます攻撃されている今、私たちは、この地域における命を救うための性と生殖に関する医療が積み上げてきた多大な成果を維持する責任を、真剣に受け止めています。特に人道危機・紛争の下で、その脆弱性と経験が見過ごされがちな女性、女児、社会から疎外された人々のために。 「1964年の設立以来、IPPFパレスチナ(PFPPA)は、ガザ地区、ヨルダン川西岸、エルサレムに住む人々のリプロダクティブ・ライツを強化し、保護するために、最も困難な状況の中で活動してきました。 私たちの現地チームは現在、暴力が激化する中でガザに閉じ込められている人々のニーズに応えるだけでなく、現在イスラエルの占領下で生活している、性と生殖に関するヘルスケアへのアクセスの継続を必要としている500万人以上のパレスチナ人に対処すべく緊急時対応計画を立てています。 私たちは、パートナーや他のNGOと緊密に協力し、サービスの中断を可能な限り最小限にとどめるとともに、地域の同僚の身の安全を守り保障するため、状況を注意深く監視し続けます」 アマル・アワダッラー 事務局長 IPPFパレスチナ(PFPPA) パレスチナの現状は、敵対関係が激化している他の状況とは異なります。出勤を恐れているスタッフが大勢いますし、 国外でIPPFの会合があった後、国境で立ち往生して帰国できない同僚もいました。10月8日には、ガザにある私たちの重要なサービス提供拠点のひとつが破壊されました。建物は立て直せますが、人命は失われたら取り返しがつきません。 PFPPAは何十年もの間、この長引く人道危機の中で果敢にサービスを提供してきました。このことが私たちをより強くし、女性と女児に対する私たちのコミットメントを高めてきました。しかし、私たちは今、悲惨な状況に直面しています。ガザでは、コンドームのような基本的な性と生殖に関するヘルスケア用品は禁止されています。ガザの完全封鎖は、最も基本的な人権を否定されている何百万人もの人々の絶望的な状況をさらに悪化させるだけです。 パレスチナの人々は、性と生殖の健康ケアと権利が否定された体制下にあります。私たちの保健システムは、イスラエルの占領によって繰り返し標的とされ、損なわれてきました。それが崩壊すればするほど、女性と女児はこれらの権利の完全な実現から遠ざかることになります。 アラブメディアについては、ムスタファ・カメル([email protected])までご連絡ください。 英国とその他国際メディアはIPPFメディア担当([email protected])までお問合せください。
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