SRHR運動の先頭に立つリーダーでありパイオニア‐プロフェッサー・フレッド・サイに哀悼の意を捧ぐ

フレッド・サイ(Professor Frederick Torgbor Sai )氏

フレッド・サイ(Professor Frederick Torgbor Sai 氏の訃報を受け、国際家族計画連盟(IPPF)事務局長の呼びかけに応じた世界中のIPPF関係者が、そのパイオニアとしての業績と功績を思い、哀悼の意を捧げています。

サイ氏は50年以上もの間、女性と少女のため、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)運動の先頭に立ち、避妊法の入手、安全で合法な人工妊娠中絶を実現するためのキャンペーンと啓発活動を率いてきました。

1967年には加盟協会であるIPPFガーナ(PPAG)の共同設立者となり、1989-1995年にはアフリカ出身で初のIPPF会長を務めました。

サイ氏はまた、1984年にメキシコシティで開催された国際人口会議(ICP)に続き、世界の潮流を変えた1994年の国際人口開発会議(ICPD、カイロ会議)で、それぞれ主要な委員会の議長を務めました。

PPAGを設立しただけでなく、ガーナにおいて避妊法の普及に向けた啓発活動を粘り強く行い、2007年にはガーナ政府の助成によって無料だった母子保健政策の一環として、家族計画サービスの提供が実現しました。

その功績を讃え、2014年にはフレッド・T・サイ研究所がIPPFアフリカ地域に開設されました。研究所は地域でも初めての公衆衛生を研究する機関です。アフリカの人口とセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス研究の確立に必要な調査活動を行い、大学院の研究への助成を通じて効果的な保健戦略に必要なエビデンスの収集を支援しています。この研究所は学界、NGO、政府機関を結びつけ、情報を普及するフォーラムとして機能しています。

IPPFの会長、ラナ・アブ・ガザレはIPPF中央理事会を代表し、次のようにフレッド・サイ氏へ追悼の意を表しました。

 

「フレッド・サイの逝去の報を受け、非常な悲しみを受けています。SRHRに携わる人間にとって、サイ氏は大きな存在でした。サイ氏の旅立ちはIPPFと世界にとっての損失です。まだIPPFのユースボランティアだったころ、1994年の[email protected]会議のオープニング・セッションでサイ氏と同席するという栄誉にあずかったことを、昨日のことのように思い出します」 

IPPF事務局長であるDr アルバロ・ベルメホのコメントです。

 

「セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスの世界は巨匠を亡くしました。世界の人々とともにフレッド・サイ氏に思いを馳せ、ガーナ、アフリカ、そして世界の女性と少女たちの権利を向上するためにあらゆることを行ったSRHRのチャンピオンでありパイオニアの業績をたたえます」

IPPFアフリカ暫定地域局長であるハインゴ・ラベアリモンジは次のように言いました。

 

「アフリカのセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス(SRH)のリーダーを失いました。プロフェッサー・サイはジェンダー平等と女性のエンパワーメントを目指す、真の活動家でした。今日、私たちがSRHサービスを若者と女性に提供するしくみを形作ったのは、サイ氏です。サイ氏は世界中からSRHRのために支援を集める力をもった、二人といないチャンピオンでした。悲嘆を感じつつも、世界中の人々とともに、敬愛するSRHRのゴッドファーザーであった故人の功績を心から讃えたいと思います」