国際家族計画連盟(IPPF)のアルバロ・ベルメホ事務局長は、2024年4月23日に東京で開催された国際人口問題議員懇談会(JPFP)設立50周年記念議員会合「ICPD30:誰一人取り残さない高齢化社会の実現に向けて」に、20カ国の国会議員と共に出席しました。この会合は、日本とIPPFの50年にわたる協力関係や国際人口開発会議(ICPD)行動計画の成果を振り返る絶好の機会となりました。
2024年4月22日、ベルメホ事務局長は、同会合に先立ち、外務省で、上川陽子外務大臣と会談しました。
その席で、上川外務大臣は次のように述べられました:
「IPPFとUNFPAによるセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(SRH)サービスと、ジェンダー平等を促進する活動は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に不可欠です。日本は引き続きUHC達成に向けて積極的に努力していきます。IPPFには、『最も弱い立場にある人びとにまず手を差し伸べる』、『誰一人取り残さない』という目標にさらに貢献することを願います。IPPFとUNFPAの活動は、女性・平和・安全保障(WPS)の観点からも極めて重要です。日本はWPSをより強力に、横断的に、推進していきます。そして、この分野での協力強化を希望します。」
また、ベルメホ事務局長は次のように述べました:
「IPPFは、草の根レベルでSRHサービスを、特に公的サービスが届きにくい周縁化された人びとに対して提供しています。そうすることで、私たちは人びと、特に女性のウェルビーイングの向上に貢献し、WPSの中核的課題であるジェンダー平等と女性の権利を促進します。IPPFは、WPSと人口の両方に関する世界的な公約を達成するための日本の取り組みに協力していきます。SRHRが保守的な考えを持つ層から、国際的な場でもバックラッシュを受けている中、私たちは、SRHRがジェンダー平等と人権に向けた他のすべての取り組みの基本であることを認識し、SRHRを前進させ、保護するために団結しなければなりません。」
詳細はIPPFロンドン谷口百合([email protected])までお問い合わせください。
写真提供 外務省
谷口百合
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