新薬サヤナは避妊の選択を広げる―貧困と医療の不備に苦しむ世界の女性たちへ:IPPFの見解

 Sayana credits: IPPF/George Osodi

避妊の選択肢が増えることは、女性を大きくエンパワーする可能性がある―国際家族計画連盟(IPPF)はファイザーBD、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、子ども投資基金財団(CIFF: Children's Investment Fund Foundation)によるサヤナ・プレスの発表を受け、見解を公表しました。

サヤナ・プレス(Sayana Press)は、効果が3カ月間継続する、プロゲスチン(黄体ホルモンの一種)のみを使用した注射式の避妊薬です。1回分の薬剤と注射器がパッケージされています。

IPPFはサヤナ・プレスの市場導入に大きな役割を果たしてきました。それも、世界でもっとも貧困と保健サービスの欠如に苦しむ女性や少女たちに届けられるようにするためです。

サヤナ・プレスは、ウガンダナイジェリア、 ブルキナファソセネガルのIPPF加盟協会(MA)が通常、配布する避妊薬のリストに加えられました。IPPFの広大なクリニックネットワークを使用し、コミュニティ・ボランティアや自治体職員への研修を行うことで、サヤナ・プレスの流通を増やします。

IPPFのテウォドロス・メレッセ事務局長のコメントです。

「サヤナ・プレスの発売により、女性や少女たちをエンパワーする機会ができました。特に、貧しさによって取り残されがちな人たち、パートナーの意思によって避妊法を選択できない人たち、クリニックが遠すぎたり、物理的に通えなかったりするために避妊薬を入手できない女性や少女たちにとって、今回の発表は大きな可能性をもたらします」

「サヤナ・プレスの特徴は、これまで家族計画に一度も触れることがなかった人たちの手に届く可能性があることです。サヤナ・プレスは、クリニックや薬局に簡単に行くことができない、遠隔地の女性たちからの人気が非常に高かったのです。各国で、コミュニティにおけるサヤナ・プレスの配布、究極的には自己注射による避妊が実現することに、期待を寄せています。避妊法は、ただ存在すればよいというものではありません。どこに住んでいたとしても、女性が自分の避妊をいつ、どのように行うか、自分自身で選択できない限りは、本当に女性たちをエンパワーしたとは言えません」

「サヤナ・プレスの発売は、貧困と保健サービスの欠如に苦しむ女性や少女たちのニーズに応えていくための、大いなる一歩になりました。しかし、避妊法である以上は、手段は複数、用意されるべきであり、一つの手段に偏っていてはなりません。女性や少女の「選択」という時、その人がどこに住み、どのような立場にあっても、自分が必要とする避妊法が手に入るようにしなければならないのですから」

 

IPPFは、5月8日から今年の“I Decide”というグローバルキャンペーンを始めました。

 

IPPFはすべての女性が「私が決める(I decide)」と言える世界を実現するため、これからも闘い続けます。


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