2020年米国大統領選挙:アメリカ合衆国の市民は変化と進歩に票を投じました

American flag waving

国際家族計画連盟(IPPF)は、米国大統領選挙において、ジョー・バイデンが当選を確実としたことをお祝い申し上げます。

トランプ政権によって、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)が、世界的にどれほど破壊されたかは計り知れません。バイデン氏が大統領となった後も、ダメージから回復するためにどれほどのグローバルな尽力と連携が必要なのか予測できません。

米国のグローバル・ギャグ・ルール(メキシコシティ政策とも、GGR)は今なお、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(SRH)ケアへの最大の脅威として立ちはだかっています。バイデン氏がかつて約束したように、就任初日に害のあるGGRを停止する大統領令に署名することを、IPPFは願っています。これだけでなく、バイデン政権がGGRを恒久的に廃止し、世界中のコミュニティにその影を落とさないように変化を推し進めていくことを期待しています。

IPPFはGGRに署名しませんでした。世界中の女性に必要な、安全で合法的な中絶ケアを、強制や脅迫によって提供できなくなることが受け入れられなかったからです。
IPPFは署名しなかったために米国の援助を失い、32カ国で53件のSRHプロジェクトに影響がありました。資金喪失によって、何百万もの人々、特に女性と少女、そして周縁化されたコミュニティに提供してきた、実証されたプログラムを通じた包括的なSRHサービスが、深刻な影響を受けました。 

IPPF事務局長Dr アルバロ・ベルメホは次のように述べました。

「今日、米国の市民は変化と進歩に票を投じました。
過去4年間、米国は男性優位の政治に支配され、人権を擁護し国際社会を率いてきた自らの立場をないがしろにしてきました。
私たちは今後、バイデン政権と協力していくことを楽しみにしています。GGRの恒久的な廃止を求め、世界中、誰でも、どこでも、SRHケアが実際に受けられる世界を実現するべく、働きかけていきます」

 

写真:Photo by Aaron Burden on Unsplash