スタンフォード大学論文―アフリカにおいてグローバル・ギャグ・ルールが人工妊娠中絶に及ぼす影響―へのIPPFコメント

グローバル・ギャグ・ルールに反対する人々

米国スタンフォード大学の研究グループの論文で、グローバル・ギャグ・ルール(GGR、メキシコシティ政策)とサハラ以南のアフリカにおける人工妊娠中絶率との関連が明らかになりました。

非常に重要なことがわかってきました。国際家族計画連盟(IPPF)では人々に必須の保健医療サービスを提供してきた経験から、これまでのGGR実施時に人工妊娠中絶への影響に気づいていましたが、論文(英語)ではセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)分野で活動するNGOが訴えてきたことが書かれています。総合的なケアを提供する組織の資金を削減すると、避妊法へのアクセスが直接的に、そして急激に悪化することです。

 
GGRは女性が必要とするケアを受けられなくし、市民社会組織に沈黙を強いて、女性と保健医療サービス提供者との関係を分断します。避妊法を入手できなくなった結果、意図しない妊娠が増え、女性自身にとって困難な状況下で妊娠を継続しなければならなくなります。安全で合法な中絶が規制されているので、妊産婦死亡の増加は避けられません。
 
この論文にある事実を受けとめ、米国政府がGGRの実施を見直すよう、IPPFは期待します。GGRを廃止し、女性と少女が必要とする保健医療サービスが世界中で受けられるようにしなければなりません。
 
すべての女性と少女がセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケア(SRHケア)をいつでも、どこでも受けられる世界を作るため、IPPFはさらに努力しなければなりません。IPPFは避妊法のサービスと中絶のケアをやめることは決してありません。SRHRに関連する幅広い保健医療サービス、コミュニティの教育活動、市町村から国、地域と国際レベルにわたる啓発活動を通じて、すべての人がSRHRを実現できる世界を目指します。グローバルにSRHRへの反動が強い今だからこそ、IPPFは立ち向かっていきます。